2017年10月25日の「日経プラス10」で、ニッセイ基礎研究所チーフ株式ストラテジストの井出 真吾さんが、下記の内容について話されてました。
日経平均株価の連勝記録が止まってしまったのは、買いが一巡したのと、割安感がなくなってきたからだそうで、決算発表を控えている事もあり、企業決算の中身を見て、良い銘柄と、悪い銘柄を見極めようとする動きがあるそうです。
目先の主なリスクは、3つあり、1つ目は、北朝鮮リスクで、トランプ大統領が来日するのに合わせて、あてつけに何か挑発行動をする可能性があるとの事です。
2つ目は、アメリカの企業の業績は良いと言われていますが、アメリカ株は高すぎるとの見方もあるので、アメリカ株が急落してしまうと、日本株も急落する可能性があるそうです。
3つ目は、日本企業の業績の改善は確実視されていますが、期待に届かないケースでは、売られている銘柄もあるそうで、10月23日に安川電機が業績を発表して、今期の見通しを大幅に引き上げたそうですが、市場の見通しには、少し足りなかった様で、24日、25日と株価は下落しました。
30日及び31日に決算発表する企業で、市場の期待が、会社予想よりも高い企業は、下記の通りです。もし、会社側の発表が市場予想に届かないと、10月以降で値上がりした銘柄は売られる可能性もあるそうです。
●リコーは、10月30日決算発表で、市場予想は、会社予想の5倍になっているそうです。
(株)リコー【7752】:株式/株価 – Yahoo!ファイナンス
●任天堂は、10月30日決算発表で、市場予想は、会社予想の2.2倍になっているそうです。
任天堂(株)【7974】:株式/株価 – Yahoo!ファイナンス
●日本郵船は、10月31日決算発表で、市場予想は、会社予想の1.6倍になっているそうです。
日本郵船(株)【9101】:株式/株価 – Yahoo!ファイナンス
●ヤマトHDは、10月31日決算発表で、市場予想は、会社予想の1.5倍になっているそうです。
ヤマトホールディングス(株)【9064】:株式/株価 – Yahoo!ファイナンス
●NTNは、10月31日決算発表で、市場予想は、会社予想の1.5倍になっているそうです。
NTN(株)【6472】:株式/株価 – Yahoo!ファイナンス