海外投資家の日本株投資術 ROE(自己資本利益率)  日経プラス10

2018年4月20日の「日経プラス10」で、エーザイ常務執行役CFOの柳良平さんが、下記の内容について話されていました。

柳良平さんは、年間200件位の外国人投資家と、個別面談をしているそうで、前職の外資系の投資会社の時期も含めると、これまでに、15年位個別面談を行って、約3,000件位行ったそうです。

日々の株式相場に大きな影響を与えているのが、東証の売買代金の6割以上を占めるとされる海外投資家ですが、海外投資家が、投資家目線で、投資したい会社の共通点としては、9割の方々が、一番重要なのは、ROEだと言っているそうです。

ROE(自己資本利益率)は、純利益÷自己資本で計算され、株主から集めた資本を、どれだけ、効率的に使い、利益を上げたかを示す指標です。

ROEランキング :ランキング :マーケット :日経電子版

このROE(自己資本利益率)は簿価ですが、投資家の実際のキャピタルゲインと、長期では、しゅうれんしてくるそうで、その為、30年前に日本株を買っていたら、30年間で、配当を入れて、年率の儲けは、平均5%位の儲けになるそうで、なぜなら、その期間の日本企業の平均ROEは、5%程度だったからだそうです。

一方で、アメリカ株を、30年前に買っていたら、年率の儲けは、15%だったそうで、なぜなら、その期間のアメリカ株のROEは、15%だったからだそうです。

この事実を、経験的、理論的に知っているので、一番ROEが重要で、長期の外国人投資家(年金などの投資家)は、企業に、このROEを引き上げてほしいと、要望しているそうです。

外国人持株比率 | ランキング | 会社四季報オンライン

日本経済新聞編集委員の鈴木亮さんの話では、外国人投資家には、長期の投資家と、短期の投資家がいて、短期の外国人投資家は、個別銘柄よりも、インデックス(株価指数)を見ているそうで、自分の運用成績が、株価指数に負けていると、運用がヘタだと言われるので、日経平均株価の動きに負けない様に、指数連動型のETFなどを買って、個別のROEなどよりも、指数に負けない様な買い方をするそうです。

そして、外国人投資家は、短期で売買されている人達の方が、長期で投資する人達に比べて多い様です。

尚、日本のアベノミクス以前のROEは5%で、終わった期で、10%位になった様ですが、2017年のアンケート調査では、81%の外国人投資家が、この数値では、満足していないそうで、それ以外に、6%が大いに不満と回答していいて、満足しているのは、たったの7%だったそうです。

日経プラス10 | BSテレ東

    



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