2018年4月6日の東京マーケットワイドで、マーケットアナリストの中嶋健吉さんが、下記の内容について話されていました。
日銀のETF買いの合計が18兆円となったそうで、時価が24兆円なので、6兆円位利益が出ているそうです。
日銀が、この時価が24兆円のETFを今後どうするかが問題となますが、株の時価総額が、640兆円位なので、その2.8%位日銀が保有している事となります。
1965年の第一次証券不況の時にも、日銀が、マーケットを支えた時期があったそうで、その時の時価総額が、6.8兆円から7兆円位だったそうですが、それに対して、累計で7,600億円位の買い越しを行い介入したそうで、その当時の時価総額からすると、10%位だったそうです。
その為、今の日銀の2.8%位の保有率は、過去とは時価総額の規模は違いますが、パーセンテージの比較から行くと、まだ余裕がある様です。そして、その当時の10%位の大量の買い玉は、その当時の生損保が、大量に引き取ったそうです。
その当時は、生損保は、株式投資を本格的に行っていなかったそうで、生損保は、その買い玉により、その後日本株が上昇した事で、
財務基盤を強固なものにしたそうです。
円高だったそうですが、有り余る含み益により、海外の債権などを大量に買って、最終的には、大きな損失を抱えたそうですが、その損失を、株式の含み益で、カバーしたそうです。
今回で考えると、日本の年金などが、運用姿勢を変えてきているので、GPIFや、それ以外の公的年金、私的年金などが、揃って株投資に入って行き、日銀のETF買い玉を引き取る事も考えられるそうで、中嶋健吉さんの考えでは、日銀のETF買い玉の先行きを心配する必要は、それほど無い様です。
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