日経平均株価のもう一段安の検証 7110マーケットTODAY

2017年8月9日の7110マーケットTODAYで、内藤証券の北原奈緒美さんが、下記の内容について話されてました。

2017年8月9日の取引は、北朝鮮の地政学的リスクにより、257円安となりましたが、一時は、19,600円台まで下げる事もありました。この水準までの安値は、6月1日以来、およそ2ヶ月ぶりの事となるそうです。

日経平均株価のもう一段安の検証をすると、テクニカル的には、年初からの上値抵抗線の19,600円が、下値の目先の目安となるそうで、2017年8月9日は、その水準まで下げて、下げ止まった様で、この水準までの下げは、想定済みだったそうです。

株価が上昇する過程の中で、株価が下落する局面では、これまで上昇相場に乗れていない投資家は、今度こそは、買いそびれない様にしようとする動きが出て来るので、前の安値水準まで下落すると、押し目買いが入ってくる傾向があるそうです。

19,600円は、年初までの高値で、足元の安値の目安となるそうで、今後反発できるかが、テクニカル的に見て、重要なポイントの一つだそうです。

そして、中長期的に見た場合の下値の目安は、日経平均株価の週足を見ると、足元では、13週線を下回っている様ですが、上昇基調は、変わっていないそうです。

そして、今後株価が中長期的に上昇して行く為には、ある程度は、一時的な調整は、必要となってくるそうで、その調整のメドがどの位になるかを考えると、直近の安値を付けた、7月14日から年初来高値を付けた、6月20日の高値の20,230円までの上昇幅が、1,895円だったので、仮に、この上昇幅に対して、50%株価が押したとすると、19,283円と言う数値が算出されるそうです。

もし、19,600円の水準を日経平均株価が、割り込んだ場合には、相場格言として、半値戻しは、全値戻しと言う格言があるので、50%押しの水準の19,283円も視野に入れておく必要があるそうです。

TOPIXは、75日移動平均線を下回っていないので、日経平均株価よりは、比較的、底堅い動きをしている様です。

個別の銘柄を見ると、TOPIXの予想PERは、8月8日の時点で15.7ですが、大和ハウス(1925) 、あらた(2733) 、三井化学(4183) 、JFEホールディングス(5411) 、ANAホールディングス(9202) などが、TOPIXの予想PERよりも割安で、上昇基調の銘柄だそうです。

日経新聞によると、2017年3月期の経常利益の予想は、前期比6.1%増と、企業業績は、総じて堅調に推移している事なので、8月9日の株価の下げは、一時的な下げと、見ることもできるかもしれないとの事でした。



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