2017年1月5日の「日経プラス10」で、コモンズ投信の糸島孝俊さんが、下記の内容について話されてました。
年初2日間とは、2017年は、1月4日と、1月5日となりますが、この2日間で上がった業種は、1ヶ月間でも、1年間でも上げ続けるセクターになりやすいそうで、
2012年の上位5業種平均年間騰落率は、49.5%で、この年のTOPIX年間騰落率は、18.8%
2013年の上位5業種平均年間騰落率は、52.3%で、この年のTOPIX年間騰落率は、51.5%
2014年の上位5業種平均年間騰落率は、17.1%で、この年のTOPIX年間騰落率は、8.1%
2015年の上位5業種平均年間騰落率は、20.8%で、この年のTOPIX年間騰落率は、9.9%
2016年の上位5業種平均年間騰落率は、0.9%で、この年のTOPIX年間騰落率は、-1.9%
上位5業種平均年間騰落率とは、トップ(上から)5業種の騰落率の事で、TOPIX(東証一部の株式全体)の上昇率と比べても大きく上昇している事が多いそうです。
この年初2日間が重要な理由は、外国人投資家であれば、クリスマス休暇、日本の投資家は、正月休暇の休みの間に、次の年のどの様な業種が上昇し、1年間の長期の投資戦略を考えるので、年初に動く事が多いそうです。
●今年の年初2日間の上位5業種
1.海運(再編している業種、そして、割安な業種)
2.保険(アメリカの金利が上昇していますが、金利上昇に影響を受ける業種、配当も高い)
3.石油(再編している業種、そして、割安な業種)
4.銀行(アメリカの金利が上昇していますが、金利上昇に影響を受ける業種、配当も高い)
5.証券(アメリカの金利が上昇していますが、金利上昇に影響を受ける業種、配当も高い)
つまり、この5業種が、2017年は、TOPIXの騰落率より、高くなる傾向があるとの事でした。