外国人投資家の視点は、日本株に強気 日経モーニングプラス

2019年6月19日の日経モーニングプラスで、BSジャパン解説委員の豊嶋広さんが、下記の内容について話されていました。

アメリカを代表する資産運用会社の1つのティー・ロウ・プライスの運用資産残高は、9,600億ドル(100兆円以上)あるそうで、運用資産の3分の2強は、欧米の投資信託に投資していて、残りが、世界中の年金に投資しているとの事です。

そのティー・ロウ・プライスの日本株ファンドマネージャーのアーシバルド・シガールさんによると、彼が日本株の運用を開始した5年前は、日本株の運用資産は、600億円位だったそうですが、現在は、3,000億円位となっているそうです。

このアーシバルド・シガールさんの投資手法は、マーケットの平均を狙っていくインデックス投資ではなく、個別の株を調査して、しっかりと投資して行くスタイルだそうですが、実際の運用収益(リターン)を見ると、5年半位の平均では、年率で8.5%と、TOPIXを4%位上回っている様です。

そして、現在の日本株に対しては、割安だと考えているそうで、PER(株価収益率)を見ると、アベノミクス相場の中では、最大で16倍まで上昇しましたが、足元では、12倍位と、アメリカのS&Pや、ヨーロッパのMSCI Europeなどの指数を下回っていています。

日経平均PER PBR 日経平均株価適正水準

しかし、この期間の日本企業の利益水準は、相当高まっていますし、ガバナンスなどのマーケットの構造も大きく代わってきたそうで、2人以上の社外取締役の数は、5年前は、全体の2割位でしたが、2018年は、91.3%まで増えていますし、社外取締役を3分の1まで増やせと言う圧力もかかっているので、企業に投資する環境は、かなり良くなってきたと考えているそうです。

具体的な投資先として、3つ上げられていました。

1.業容の変化
大王製紙は、紙オムツが、アジアで成長しているそうです。
大王製紙(株)【3880】:株式/株価 – Yahoo!ファイナンス

2.株主還元の改善
NTTは、10年ほど前から少数株主を大事にしているとの事です。
日本電信電話(株)【9432】:株式/株価 – Yahoo!ファイナンス

3.労働市場の変化
ベネフィット・ワンは、人手不足の解決策や、福利厚生代行を先駆的に行っている企業です。
(株)ベネフィット・ワン【2412】:株式/株価 – Yahoo!ファイナンス

日本株を取り巻く環境は、非常に不透明なので、短期的に下がる事はあっても、3年から5年保有すれば、良いリターンが取れると考えているそうです。

日経モーニングプラス|BSテレ東



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