北朝鮮の地政学的リスク Newsモーニングサテライト

2017年4月26日のNewsモーニングサテライトで、三菱UFJモルガン・スタンレー証券の藤戸則弘さんが、下記の内容について話されてました。

北朝鮮の地政学的リスクの過去の日本株への影響は、1993年5月29日にノドン(日本のすべてが射程圏に入るミサイル)発射した時は、日経平均株価は、その後8%位急落していましたが、1993年7月から株価は戻しはじめて、その後10月位からは、大きく下落しましたが、この時の経済状況は、不良債権問題等があり、マーケットは脆弱だった様です。

2006年7月5日にテポドン2号(約6,000km届くと言われているミサイル:大陸間弾道ミサイル)発射して、日経平均株価は、8%位急落しましたが、その後は、問題なく、日本の株価は上がって行って、2006年10月9日に初の地下核実験があったので、再度株価は下がりましたが、その後は、2007年2月の高値まで上昇したそうです。この時の経済状況は、2005年8月に郵政解散で、小泉構造改革相場で物凄く相場が強かったので、北朝鮮のリスクはあまり影響はなかった様です。

そして、第2次安倍内閣ができた、2012年12月から、2013年2月にかけて、北朝鮮の挑発行為があったそうですが、アメノミクス相場には、全く影響はなかったそうです。

つまり、堅調相場の時には、北朝鮮のリスクは限定的で、北朝鮮リスクは、マーケットのリトマス試験紙の様に、マーケットが強いのか、弱いのか見る事が重要だそうで、今回は、3月末から、トランプ相場の調整モードに入っていたので、ずっと株価は下がっていましたが、日米の貿易摩擦があるところに、北朝鮮のリスクがあったので、日本株は、売られる形になったのですが、実際には、アメリカも日本も企業業績は非常に良いので、今後は、実態経済などのファンダメンタルズに着目する様になるので、北朝鮮リスクは、徐々に低下していく事となるそうです。

日経モーニングプラス|BSテレ東

    



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