2017年11月29日の「ワールドビジネスサテライト」で、「北朝鮮がミサイルを発射しても株価が下落しなかった理由」の話題がありました。
北朝鮮のミサイル発射によって、ニューヨーク株式市場のダウ平均株価は、一時下落しましたが、30分程で上昇に転じて、取引終了時には、過去最高値を更新したそうです。
中国株式市場でも、小幅な下落となり、北朝鮮のミサイル発射の影響は限定的だった様です。上海総合指数の終値は、0.12%の上昇でした。
そして、韓国株式市場も、ほとんど影響を受けなかったそうで、韓国総合指数は下落はしましたが、わずか0.05%に留まりました。
東京株式市場は、日経平均株価の終値は、110.96円上昇して終了しました。
ヨーロッパの主要な株式相場は、日本時間午後10時時点で、ドイツDAXは、0.8%の上昇、フランスCAC40も、0.5%の上昇していました。
北朝鮮のミサイル発射を、海外投資家は、今のところ、日本市場に大きな影響があるとは思っていないそうで、この問題を賢明な方法で、解決できると、想定しているそうで、北朝鮮問題を大きなリスクとしては、捉えてないそうです。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券シニア投資ストラテジストの藤戸則弘さんの話では、トランプ大統領の特異なキャラからすると、力技で、戦争をやるのではというリスクにおびえていたのが、春から夏の相場で、トランプ大統領は、口では勇ましい事を言っていますが、本質は、ビジネスマンなので、リスクとリターンを見た場合に、割に合わないと言う事で、現実路線をたどり始めた事を、マーケットは、完全に見透かしている状況の様です。