2018年7月6日の東京マーケットワイドで、大和証券 シニアテクニカルアナリストの佐藤光さんが、下記の内容について話されていました。
日本市場のよく見られる値動きとして、制度信用取引の6ヶ月の期日がある為に、高値の6ヶ月後に安値、又は、安値の6ヶ月後に高値を付ける事が多いそうですが、高値で株を買った人達は、反対売買を余儀なくされる様で、高値の6ヶ月後には、投げ売りが出やすく、これが、株価の安値形成につながりやすいそうです。
今年は、1月の後半が高値だったので、7月が6ヶ月後となり、信用期日が接近している銘柄や、もしくは、既に期日が過ぎてきている銘柄もある様です。
その為、直近までは、株式市場にとっては、売り圧力が強かったで、6月後半位からは、株価は軟調な動きが続いていましたが、それが、ようやく終わってきたと言えるとの事です。
買い材料に直接つながるかどうかはわからないそうですが、売り材料は無くなるので、株価の上値は軽くなると考えられるそうで、株価の材料次第では、上昇する可能性もある様です。
■1月高値の主な業種と高値日付
●建設業:高値日1月9日
●空運業:高値日1月9日
●繊維業:高値日1月10日
●海運業:高値日1月11日
●倉庫・運輸関連業:高値日1月11日
●鉄鋼:高値日1月12
●非鉄金属:高値日1月12日
●銀行業:高値日1月15日
●ガラス土石:高値日1月23日
●金属製品:高値日1月23日
●機械:高値日1月23日
●電気機器:高値日1月23日
●輸送用機器:高値日1月23日
●証券業:高値日1月23日
●その他金融業:高値日1月23日
●鉱業:高値日1月23日
上記の業種別の高値の日付を見てみると、これらの業種が、1月に高値を付けて、その後の戻りが鈍い業種となります。
これらの業種は、足元は、売り圧力が、かかりやすかったセクターですが、逆に考えると、これ以降は、上値の受給がより軽くなり、相場全体が上昇する場合には、より上がりやすい業種と考えられるそうです。
1月23日以降に高値を付けた業種には、輸出関連業種などが多いのですが、これらは、ファンダメンタルズ以上に売りが出やすかった業種ですが、期日を過ぎる事で、株価の回復が期待できるので、今後出てくる決算発表が良ければ、より評価される可能性もある様です。
残念ながら、佐藤光さんの動画は、下記の動画一覧では、見ることはできません。通常は、東京マーケットワイドの金曜日の14時位からライブで見ることができます。または、14時以降でも、時間を戻して再生する事も可能です。
尚、ライブで見る場合は、無料の会員登録が必要です。
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