マーケットの投機化要因と考えられる3つの事 ザ・マネー~木曜日

2018年11月29日のザ・マネー~木曜日で、武者リサーチ代表の武者陵司さんが、下記の内容について話されていました。

今年は、2月と10月にマーケットの急落が2度も起こって、株価が下がってしばらくは、何が原因で下がったかがわからなかった様ですが、特に10月は、マーケット下落の犯人探しが頻繁に行われていたとの事です。

この2回の下落は、市場の内部要因が、市場を大きく撹乱したと言う要素が強かったそうですが、市場の内部要因による下落と言う事であれば、逆に、内部要因により、株価が上昇する事も考えられる様です。

今年に入ってから、マーケットは、非常に投機化していて、この投機化した理由としては、下記の3つの事が考えられるそうです。

●人工知能によるトレーディングの急速な高まりCTA(商品投資顧問:推定運用資産規模は、約35兆円で、相場のトレンドに追随するファンド)や、リスクパリティ・ファンド(推定運用資産規模は、約70兆円で、相場のボラティリティの変化で動くファンド)などアルゴリズム系ヘッジファンドの売りが、マーケットを乱した様です。

これらのファンドは、AI(人工知能)によるトレーディングを行う様で、通常の取引では、相手方が人間で、自分の方が、相手よりも頭が良いと思い、トレーディングで勝てると思って売買を行いますが、その相手が、人間でなく機械(AI)で、その機械(AI)は、人間とは違い感情がありません。

人間の場合は、欲をかきすぎて、上値を追ってしまったり、恐怖心を持って、下値を叩くなどのトレーディングで失敗してしまうパターンがありますが、欲も恐怖心も無い機械(AI)に、人間が勝てるわけが無いとの事です。

●資金の入り方が、ここ数年でガラッと変わった
ETFや、インデックス投信によるお金が大量に入ってきていて、このETFや、インデックス投信が、インデックス採用銘柄を買って、日本市場全体を動かす事になっているそうで、それが、先物取引と連動して行われるので、個別銘柄や、ファンダメンタルズによるリサーチとは、関係の無い動きになってしまう様です。

●株価が下がった期間は、ブラックアウトピリオド(自社株買いの自粛期間)
今年、2月と、10月に株価が下落した期間は、ブラックアウトピリオド(自社株買いの自粛期間)に該当していて、このところのアメリカマーケットは、自社株買いが唯一の買い手で、過去3年半位を合計すると、自社株買いで、2兆600億ドル位買っていて、それに対して投信が、3,300億ドルの売り越しで、そして、個人が4,100億ドルの売り越しとの事です。

その為、基本的には、株を買っているのは、自社株買いだけなので、自社株買いの自粛期間は、需給が軟弱となり、ちょっとした売り浴びせで、マーケットが大きく崩れてしまうそうです。

2月も10月も、この様な状況での株価下落だったと考えるなら、ファンダメンタルズは後付で、市場の内部要因によって、自ら崩れたと考えるべきで、為替や、リスクプレミアムも、あまり動いていない状況だった様です。

従来のリスクオフであれば、円高になり、リスクプレミアムが売られて、株が売られると言う事が起きていましたが、今年の2回は、株式市場の中で起こっている事であり、金融市場全体には、リスクオフの動きが広がってなかったそうで、株式内部要因による株価の調整と言う事は、リファウンドも短期に期待できると言えるそうです。

ザ・マネー~木曜日 | ラジオNIKKEI

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