2018年9月13日のNewsモーニングサテライトで、SMBC日興証券の野地慎さんが、下記の内容について話されていました。
アメリカの経済の好調が続く中、米国2年債などの債券利回りが上昇して行くので、それに連動した緩やかなドル高も続いていますが、ドルの上昇は、通常は、ドル円にとっても、ドル高円安要因となりますが、8月以降のドル指数と、ドル円の関係を見ると、逆相関になっていて、ドル高になると、円高にもなっているそうです。
これは、ドル高の反対側で、新興国通貨が値下がりして、新興国株安や、リスクオフのムードを促している為に、円が買われやすくなっているからで、8月には、トルコの金融不安をきっかけに、新興国通貨安が進みましたが、その後も、インド・ルピーが最安値を付けた他、ブラジル・レアルなども下げ続けており、市場には依然として、新興国不安が残っています。
その為、ドル円のさらなる上昇には、むしろある程度のドル安と、新興国通貨高が必要の様です。