2017年5月23日のNewsモーニングサテライトで、SMBC日興証券の森田長太郎さんが、下記の内容について話されてました。
アメリカは、年内2回位利上げが行われると言われていますが、アメリカの経済を支えているのは、日欧の金融政策だそうで、為替は、トランプショックの後、大きくドル高円安となりましたが、今は、レンジ相場になってきています。
アメリカは、利上げをはじめていますが、日本やヨーロッパは、まだ金融緩和状態なので、ドル高になって行ってもいいと思われますが、ドル高が進まないのは、日米の短期金利差は、利上げで開いていますが、長期金利差がなかなか開かない状況なので、アメリカの長期金利が上がらなくなっているそうです。
様々な理由はあるそうですが、アメリカの長期金利が上がらない理由は、日本やヨーロッパなどの金融緩和の影響が出て、アメリカの長期金利が上がるのを抑えているのではないかと言われているそうです。
日銀が金融緩和を行っているので、日本から米国へ資金の流入が多くなり、その為、米国長期金利は、利上げしても、上昇しないので、ドル高が進まず、日本は、為替が円高傾向になり、インフレも進まない状況で、日銀は更に金融緩和を続けなければならない、永遠のループに入ってしまっている様です。
アメリカ経済は、日本やヨーロッパなどの金利が低いために、支えられていると考えられ、日本やヨーロッパの金融緩和が終了してしまうと、アメリカ経済も悪くなってしまうかもしれないとの事です。
その為、この流れがしばらく続いてしまう可能性があるそうです。