2016年5月24日のGOGOJUNGLE マーケット・ストラテジー #007で、国際金融アナリストの大井幸子さんが、下記の内容について話されてました。
2016年6月又は7月にアメリカのFRBが利上げを計画していると思われているが、もしアメリカが利上げしたら、去年の12月に利上げした後の動きと同様に、アメリカのS&P500指数は下落すると思われる。そして、日本株の投資家も3分の2は外人投資家なので、外人投資家は日本株を売ってアメリカに帰って行くと考えられる。
その場合に、円をショート(空売り)して、日本株をロング(買い)していたポジションを解消するので、ショートカバーで円を買い戻す事になり、日本株を売っていく事になるので、日経平均株価は下がり、同時に、円高となる傾向がある。
最近は、原油価格が上がった事により、アメリカの原油株も上がり、アメリカ株全体も上がっていたが、利上げすると原油価格も上昇していく機運が抑えられてしまう為、原油安に動く可能性がある。
そうなると、原油輸出国のロシアやベネゼーラなどの国が苦しくなり、新興国も同時にリスクが高くなる。その為、世界的にリスクオフの状況になり、ヘッジファンドの方々は既に4月の半ば以降からリスクオフに動き始めている。そして、利上げ以降は、リスクオフで、安全資産の方に移っていく事になるので、アメリカの国債、ドイツの国債、日本の円などが買われる。
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