2016年8月24日のザ・マネー~水曜日 視界良好!杉村商店で経済評論家の杉村富生さんが、下記の内容について話されてました。
ECB(欧州中央銀行)がマイナス金利の幅を拡大する毎に、ドイツの株式市場のPER(株価収益率)が上がらなくなっている。日本も日銀がマイナス金利を開始してから、PERが上昇していない。
その為、アメリカの株式市場のPERは19倍となっているが、日本の株式市場は、PER13倍台で低迷している。アメリカの株式市場のPERが、上昇して、日本の株式市場のPERが上昇しないは、マイナス金利の影響と思われ、その為、日銀は今後、金利を-0.2や-0.3にはしないと思う。
もし、金利を、-0.1をやめて、0に戻す事になると、1969年以来の長期金利の長期低落傾向に歯止めがかかり、今年は、歴史的な転換点になる。そうなると、株式の魅力が増し、債券から株式への大きな流れの変化が発生する。そして、メガバンクの歴史的な大相場が発生する可能性がある。
みずほ銀行は、7月8日に142円を付けてから、既に2割上がっている。その為、5年、10年というタームで見たら、10倍のテンバーガーになる可能性もある。
既に銀行株が上がり始めていると言うことは、マーケットは、マイナス金利の深掘りは無いと考えている。
杉村富生の兜町ワールドは経済や株式情報の解説を分かりやすく行っています。
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