2017年11月16日の「お金のなる気分 ~欲張り女子のケーザイ学~」で、「不動産の投資信託 JーREIT(ジェーリート)投資」 について説明がありました。
不動産を投資対象とする投資信託のREIT(リート)ですが、日本政府は、現在16兆円のREIT(リート)の市場規模を、2020年には、今の2倍の30兆円に増やす事を、目標に掲げていて、さらなる市場の成長を目指し、多くの機関投資家に売っていくと、日経新聞の記事に書かれていたそうです。
明治学院大学経済学部教授の佐々木百合先生の話では、この不動産の投資信託のREIT(リート)は、イメージとしては、少額から投資できる不動産と言う感じの様です。
投資信託とは、国内外の株や債権(国内株式、海外株式、国内債権、海外債権)などに投資する金融商品で、複数の銘柄に投資でき、リスク分散ができるのが特長でが、REIT(リート)も、投資信託と同様に、複数の不動産に投資するので、リスク分散ができるそうです。
日本では、主に国内不動産に投資する事から、JーREIT(ジェーリート)と呼ばれています。
その仕組は、大勢の投資家から集めたお金をまとめて、複数の不動産に投資します。そして、不動産の家賃収入などで生まれた利益は、投資家に分配します。
●JーREIT(ジェーリート)4つのメリット
1.少ない資金から投資できる
不動産投資と言うと、1千万円以上必要になるケースが多いですが、JーREIT(ジェーリート)の場合は、種類にもよりますが、10万円位から投資できる商品もあります。
2.リスクが少ない
投資信託と同じ形式で、複数の不動産に投資しているのので、例えば、ホテルの収入が落ち目になってきたとしても、オフィスビルの価格は大丈夫であるとか、リスクが分散されます。
3.手間がかからない
運用会社が不動産の維持管理を行うので、マンション入居者とのトラブルや、管理費用などの手間がかかりません。
4.時間がかからない
物々交換する不動産では、売り買いをする相手を探すのが、大変ですが、JーREIT(ジェーリート)は、東京証券取引所に上場しているので、株と同じ様に、売買する相手が、直ぐに見つかります。
●JーREIT(ジェーリート)の銘柄の見方
下記のサイトを見ると、JーREIT(ジェーリート)の価格騰落率ランキングを見る事ができます。
J-REIT銘柄ランキング – JAPAN-REIT.COM
どの様な物件に投資されているかを見る方法は、表示されている”投資法人名”をクリックすると、その投資法人のページに移動しますので、次に、中段にあるメニューの”物件”をクリックすると、次の画面で、取得物件のポートフォリオ構成欄に、”用途別取得額比率”が表示されますので、この円グラフを見ると、事務所、商業施設、ホテルなどの投資先がわかります。
例えば、一番上に表示される”マリモ地方創生リート投資法人”の場合は、”投資口価格”の欄を見ると、最低の投資可能額が表示されて、ここで見るべきが、”分配金利回り”の欄で、この場合は、分配金利回りが、6.05%となっています。
東証一部株の平均配当利回りは、約1.5%で、JーREIT(ジェーリート)の平均分配利回りは、約4.2%(2017年10月現在)となっています。
JーREIT(ジェーリート)の魅力の一つとして、株の配当に比べると、利回りが良いのが特長です。
JーREIT(ジェーリート)の場合は、利益の90%超を配当すると、実質的に、法人税が免除となるので、利益の大部分を、分配金として、支払っている様です。
●JーREIT(ジェーリート)の選び方
1.どんな不動産か自分でわかるJーREIT(ジェーリート)を選ぶ
リゾート施設や、ホテルなど、ある程度調べて、自分がわかる範囲のJーREIT(ジェーリート)を選んだ方が良いそうです。
2.分配金利回り
分配金をチェックして、利回りが、どの位あるかを調べて、他の投資に比べてどうかを確認します。
3.その不動産が、儲かっているか
例えば、リゾートをやっていても、衰退してきていると良くないので、利益状況を確認する必要があります。
●初心者におススメの鉄板JーREIT(ジェーリート)
初心者には、JーREIT ETF(ジェーリート イーティーエフ)がおススメで、ETFは、上場している投資信託の事で、JーREITにも、日経平均株価の様な指数である、東証RIET指数と言うものがあり、東証REIT指数に連動するETFは、値動きがわかりやすいそうです。しかも、JーREITのETFは、現在、8種類だけなので、選びやすいと言う特長もあります。
REIT指数連動型ETF(東証) – JAPAN-REIT.COM
注意しなければいけない事は、不動産なので、不動産価格が変わる事が想定されたり、予想しない災害などに見舞わたりする事で、ダメージを受ける事もあるそうですが、投資先が分散されているので、一部がダメになっても、全部のお金が無くなってしまう事はないので、お金が全く戻ってこない可能性はあまり無いそうです。
尚、JーREIT(ジェーリート)は、通常の株取引と同じ形式となりますので、証券会社に口座を開設して、取引を行う事が可能です。
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