PBRでみる底堅さから見る日銀ETF買いの効果

2016年8月30日の東京マーケットワイドで、マーケットアナリストの荒野 浩さんが、下記の内容について話されてました。

マイナス金利導入以降(2月16日から8月29日)までのPBRは、1.03から1.17倍の範囲で推移していました。そして、平均が1.11倍。

7月29日に日銀金融決定会合で、ETFの買いを6兆円に増やしてから、8月1日から29日の20営業日では、PBRは、1.11から1.16倍で推移して、平均1.14倍だったので、0.03倍の底上げとなり、日経平均株価で450円位になる。これが、一ヶ月の日銀によるETF買いの効果となる。

しかし、日経平均の1株当たり純資産(BPS)は、14,400円台で、円高で目減りしているので、仮にPBRは、1.1から1.2倍の範囲に入るとしても、日経平均株価は、16,000円から17,000円の範囲となる。

もし、ドル円が、105円から110円の方に動けば、日経平均の1株当たり純資産(BPS)は、15,000円台になってくるので、PBRの底堅さは更に増してくる。

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