2016年11月18日の「日経プラス10」で、日本経済新聞編集委員の鈴木亮さんが、下記の内容について話されてました。
円安になると、企業業績にも追い風になりますし、2016年10月以降、企業の為替の平均レートは、101.90円に設定しているので、ドル円が110円になった事で、輸出企業は、9円分の利益が増える要因となり、トヨタは、1円の円安で、利益が500億円増えると言われているので、この1週間だけで、5,000億円近く利益が増える事となる。その為、今後企業業績も改善するとの思惑で、日経平均株価も久々の1,8000円台に一時回復したと考えられるそうです。
この先のマーケットも堅調な流れになると思っているそうで、日経平均のロウソク足のチャートを見ると、11月15日から11月16日にロウソク足が窓を開けており、11月16日と、11月17日には、同じ様なレベルで、陽線が並ぶ事を、並び赤と呼ぶが、これは非常に珍しい現象で、更にその翌日の11月18日には株価は、高寄りしていて、この様なロウソク足の並びは、3年に一度しか出ない状態で、過去のロウソク足の状況を確認すると、強い株価上昇のシグナルだそうです。
そして、外国人投資家の買いが戻ってきていて、外国人投資家は、2016年1月から9月まで、6兆1,800億円日本株を売り越していたが、10月以降は、買い越しに転じていて、10月は、4週買い越しで、11月の1週目は、大統領選挙があったので、様子見となりましたが、11月17日発表の11月第二週の買い越し額は、4,006億円になっているので、外国人投資家の買いが戻ってきていることも安心材料となっているそうです。その為、週明け以降も堅調な展開が続くと考えているそうです。