3月相場の騰落率が、年間の騰落にもたらす影響 東京マーケットワイド

2019年3月1日の東京マーケットワイドで、大和証券 シニアテクニカルアナリストの佐藤光さんが、下記の内容について話されていました。 

日経平均株価は、今年に入って、1月、2月と、2ヶ月連続の上昇となり、去年の年末に向けた大幅な下落を取り戻す展開となっています。

尚、1月、2月連続で月次ベースで株価が上昇した年の3月の株価が、上昇した年と、下落した年の年間騰落率は、下記の通りです。

3月の株価が上昇するか、しないかで、大きく年間騰落率が変わってくるそうで、1月、2月連続で株価が上昇した年で、3月も上昇した年は、年間の騰落率がプラスになる事が非常に多くなっています。

■1月、2月連続で株価が上昇した年で、3月も上昇した年の年間騰落率
●1966年は、3月も上昇して、年間騰落率は、2.4%
●1968年は、3月も上昇して、年間騰落率は、33.6%
●1971年は、3月も上昇して、年間騰落率は、36.6%
●1972年は、3月も上昇して、年間騰落率は、91.9%
●1975年は、3月も上昇して、年間騰落率は、14.2%
●1978年は、3月も上昇して、年間騰落率は、23.4%
●1985年は、3月も上昇して、年間騰落率は、13.6%
●1987年は、3月も上昇して、年間騰落率は、15.3%
●1988年は、3月も上昇して、年間騰落率は、39.9%
●1989年は、3月も上昇して、年間騰落率は、29.0%
●2000年は、3月も上昇して、年間騰落率は、-27.2%
●2004年は、3月も上昇して、年間騰落率は、7.6%
●2012年は、3月も上昇して、年間騰落率は、22.9%
●2013年は、3月も上昇して、年間騰落率は、56.7%
●2015年は、3月も上昇して、年間騰落率は、9.1%

そして、下記の様に、1月、2月連続で株価が上昇した年でも、3月には株価が下落してしまった年の年間騰落率は、5回中5回ともマイナスになっています。
つまり、3月に株価が下落すると、3月以降でも、株価の下落が続く様な状況となってしまうそうです。

下記の2011年は、東日本大震災があった年なので、致し方無い様ですが、それ以外では、バブルが崩壊の時もあり、1月、2月は株価が上昇しましたが、3月は下落して、年間騰落率も下落となった様です。

■1月、2月連続で株価が上昇した年で、3月は下落した年の年間騰落率
●1967年は、3月は下落して、年間騰落率は、-11.6%
●1974年は、3月は下落して、年間騰落率は、-11.4%
●1998年は、3月は下落して、年間騰落率は、-9.3%
●2007年は、3月は下落して、年間騰落率は、-11.1%
●2011年は、3月は下落して、年間騰落率は、-17.3%

その為、今年の様に、1月、2月連続で株価が上昇した年は、テクニカルな分析では、3月の騰落率に注目度が高くなるとの事でした。

残念ながら、佐藤光さんの動画は、下記の動画一覧では、見ることはできません。通常は、東京マーケットワイドの金曜日の14時位からライブで見ることができます。または、14時以降でも、2時間位は、時間を戻して再生する事も可能です。
尚、ライブで見る場合は、無料の会員登録が必要です。
STOCKVOICE

stockvoice動画一覧 – YouTube
TOKYO MX * 東京マーケットワイド



ブログランキングに参加中です。
にほんブログ村 株ブログへ にほんブログ村 株ブログ 株の基礎知識へ にほんブログ村 為替ブログへ にほんブログ村 為替ブログ FXの基礎知識へ 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)