2013年以降の日経平均株価の高値時のPER(株価収益率):マーケットアナリスト荒野 浩さんの意見

2017年11月7日の東京マーケットワイドで、マーケットアナリストの荒野 浩さんが、下記の内容について話されてました。

2013年以降去年までの4年間で、日経平均株価が、年間高値を付けた時のPER(株価収益率)は、平均で16.66倍となっていて、一番低くても、16.59倍で、そして、2015年以外は、高値が全部12月となっているそうです。

■各年高値時の投資指標
●2013年の日経平均株価の高値は、2013年12月30日で、株価は、16,291円、PER16.63倍、PBR1.50倍、ROE9.02%、利回り1.34%
●2014年の日経平均株価の高値は、2014年12月08日で、株価は、17,935円、PER16.82倍、PBR1.45倍、ROE8.62%、利回り1.35%
●2015年の日経平均株価の高値は、2015年6月24日で、株価は、20,868円、PER16.59倍、PBR1.42倍、ROE8.56%、利回り1.38%
●2016年の日経平均株価の高値は、2014年12月20日で、株価は、19,494円、PER16.63倍、PBR1.37倍、ROE8.24%、利回り1.55%

今日までの2017年の高値は、2017年11月7日で、株価は、22,937円、PER15.34倍、PBR1.34倍です。
日経平均PER PBR 日経平均株価適正水準

2015年だけ6月になった理由は、10月から12月期が、元安と円高で、減益だったそうで、今期は、10月から12月期の企業業績は増益なので、年間の高値は、12月中に付ける可能性があるそうです。

年間高値の16.66倍までは行かないとしても、16倍にはなっても良いと考えると、日経平均EPS(一株あたり利益)の予測の1,530円に16を掛けると、日経平均株価は、2万4,500円位にはなると予想され、もし、16.66倍まで行けば、2万5,500円位にはなる事になります。

この数値は、無理矢理に出した数値ではないのではなく、業績に裏付けがあるので、外国人投資家が買い越して、彼らは、高値を買うので、新高値数を見ていれば良く、その流れが続く様であれば、年間高値のPER水準は上がる事となるとの事です。

新高値 新安値 日経平均比較チャート

ただ、注意すべき点は、アメリカ発の問題か、北朝鮮リスクなどだそうですが、これらの突発的な事が起こると、12月中の高値はなくなる可能性もあるそうです。

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