2018年10月19日の日経モーニングプラスで、BSジャパン解説委員の豊嶋広さんが、下記の内容について話されていました。
日経平均株価は、10月16日から10月17日までの2日間は、三桁の上げを続けていましたが、10月18日から三桁の下落になった一つの要因としては、中国株(上海株)が3%近い大幅な下落となり、4年ぶりの安値になったからだそうです。
中国が、アメリカの為替操作国に認定される事を、マーケットは懸念していましたが、これは見送られました。
しかし、この中国株(上海株)が大きな下落となった要因の一つは、李克強主席のオランダでの公演によるものだそうで、その内容は、「国際環境が複雑化し不安定で、中国経済への下押し圧力は強まったが、われわれは、リスクや試練に対処する決意であり、それが可能である」と述べたそうです。
この内容は、ごく普通の内容ですが、マーケットが反応したのは、この発言の「中国経済への下押し圧力は、強まった」と言う部分だけを切り取ったそうで、これが、日本株市場だけでなく、アメリカに行っても、中国で大きなビジネスをしているキャタピラが、ニューヨーク・ダウの30銘柄で、最も大きく下落させる要因にもなったそうです。
この様に、10日にニューヨーク・ダウが急落してから、マーケットは、おっかなびっくりが続いている様です。
これは、私の意見ですが、AIを使ったり、コンピュータ売買を行っている方々が、”下押し圧力”などの文言に反応する様にプログラムを組んでいるので、急落が続いている様です。残念ながら、ニュースは、良い内容よりも、悪い内容を伝える傾向があると思うので、ここ数年は急落が、多い様に感じます。