2018年11月16日の東京マーケットワイドで、大和証券 シニアテクニカルアナリストの佐藤光さんが、下記の内容について話されていました。
11月の3連休明けは、株高のアノマリーがあるそうで、11月は、2日祝日があるので、3連休になる事が多いですが、今年も11月23日から25日が、3連休となり、その3連休が明けた日の日経平均株価は、上昇している事が多い様です。
1998年以降では、2009年11月24日の1回しかマイナスになっていない様です。
11月の3連休明けに株価が上昇する理由は、11月の連休前に、制度信用取引の期日が集中しやすいからだそうで、11月の6ヶ月前は、5月なので、5月には、株を売れと言うアノマリーが言われる通り、株高になってくる事が多く、そして、株高の期日が11月になる事が多いので、その期日が、3連休前に集中しやすいそうです。
今年の様に、5月に対して、11月の株価が下落している場合は、3連休前には、上値が重くなりやすい様で、逆に3連休明けには、需給が軽くなり、株が買われる展開となる事が多い様です。
日経平均株価は、9月末には高値になりましたが、TOPIXは、9月、10月は、5月の株価と同じ位なので、全体としては、需給関係により、今年も株価が働きやすいと考えられるそうです。
そして、11月の最終営業日を含む週は、週間の日経平均株価が、上昇する事も多いそうで、2000年以降では、2015年12月4日(週末)の1回しかマイナスになっていない様で、それ以外の年は、全部上昇しています。
11月の最終営業日を含む週の株価が上昇する理由は、上記の11月の3連休明けと重なる場合もありますが、それ以外には、11月末には、企業の9月末の中間配当がこの時期に、支払われる事が多い為で、機関投資家などは、この中間配当の資金を、再投資にまわす事もあるとの事です。
更には、アメリカの感謝祭もこの時期になる事も多いので、その後クリスマス商戦が始まって、最近では、クリスマス商戦のスタートは好調だと、ニュースになりやすいので、これも、株価にとって、ポジティブな要因になりやすいそうです。
10月及び11月は、過去には、株式市場が波乱になった事も多かったですが、12月になると、師走相場と言う事で、状況が変わってくる事も多いとの事です。
この3連休明けと、11月の最終営業日を含む週が重なるのが、11月26日から30日の週なので、この週に株価が高くなるのであれば、その前の11月19日から22日までの週の安くなった時に、買いを入れた方が良い可能性が高いそうです。
残念ながら、佐藤光さんの動画は、下記の動画一覧では、見ることはできません。通常は、東京マーケットワイドの金曜日の14時位からライブで見ることができます。または、14時以降でも、2時間位は、時間を戻して再生する事も可能です。
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