1年移動平均線と、PBR1.18倍で底値を確認できる?:マーケットアナリスト荒野 浩さんの意見

2018年10月23日の東京マーケットワイドで、マーケットアナリストの荒野 浩さんが、下記の内容について話されていました。

底値確認のシグナルとしては、1年移動平均線と、PBR1.18倍が岩盤だったそうですが、10月23日の前場の終値がPBR1.18倍で、株価は、1年移動平均線を完全に下回ってきた様で、この岩盤が崩れてしまう可能性がある様です。

1年移動平均線が22,506円で、1株当たりの純資産が5日平均で、18,710円となっています。

終値が1年移動平均線を下回ったのは、これまで今年は、わずかに5日で、2018年3月23日、3月26日、7月5日、8月13日、10月15日だけで、その日が、その時点の日経平均株価の安値となっているそうですが、10月23日に1年移動平均線を下回るので、過去は、年間安値になった3月以外は、1日で1年移動平均線上に戻っているので、10月24日又は25日に株価の大幅高がないと、1年移動平均線を下回ったままとなり、株価の長期低迷の証となってしまうそうです。

更に、22,000円を割ってしまうと、日経平均株価は、1年移動平均線が下向きになってしまうそうで、TOPIXは、既に1年移動平均線が下向きになっています。
その為、22,500円位まで、簡単に戻らないと、今後の株価の上昇は、期待できなくなってしまうそうです。

●PBR1.18倍以下は、2018年9月までは、下記の12日だけです。
2018年3月5日、3月7日、3月23日(1.15倍)、3月26日(1.16倍)、3月28日、3月29日、4月2日、4月3日、4月4日、7月5日、8月13日、9月7日

尚、3月23日(1.15倍)と、3月26日(1.16倍)は、PBR1.18倍以下ですが、この2日は、ドル円の為替レートが1ドル105円割った時になので、これを例外とすると、それ以外は、PBR1.18倍を下回ったのは月に1回だけで、株価の下落はPBR1.18倍で止まっていてます。

そして、日経平均株価は、22,100円がPBR1.18倍なので、これまで、1年移動平均線及びPBR1.18倍の2つの安値を規定していた指標が、崩れてしまうと、なし崩しになってしまう懸念があるそうです。

通常、赤字にならなければ、PBRは、増加傾向にあるはずで、そして、一株当たりの純資産は、順調に伸びていて、今年の年末には、日経平均株価の一株当たりの純資産は、1,900円位になると予想されるので、最悪1倍でも日経平均株価は、19,000円となります。

日経平均PER PBR 日経平均株価適正水準

去年は、PBR1.2倍を1度も割っていないので、1.2倍を抵抗ラインとすれば、今の株価の水準は、割ってはいけないそうです。
これを割ってしまうと、景気後退や、アメリカの長期金利の上昇など、別の事が起こってしまっている可能性がある様です。

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