運用に近道はある?ない? 日経モーニングプラス

2016年9月28日の日経モーニングプラスで、モーニングスター社長の朝倉智也さんが「運用に近道はある?ない?」について話されていました。

残念ながら、運用に近道はないそうです。多くの投資家の方が、損はしたくないが、リターンは大きく儲けたいと考えている人が多いが、つまり、ローリスク、ハイリターンですが、あらゆる金融資産には、ローリスク、ハイリターンの仕組みはなく、全てが、リスクとリターンで説明ができるそうです。

リスクが少ない順に、日本債券型、リスクコントロール型、バランス型、外国債券型、日本株型、外国株式型(特に新興国)
そして、リターンが少ない方から順に、日本債券型、リスクコントロール型、外国債券型、バランス型、日本株型、外国株式型(特に新興国)と、リスクとリターンは、ほぼ比例します。

どの様に資産を運用すべきかは、下記の通りとなります。

1.運用目標->利回り
運用利回りの高い商品を追及したり、パフォーマンスが上がる銘柄に投資したくなりますが、そうではなく、資産運用の原点としては、まず、いつまでに、いくら必要かと言う目標が必要で、例えば、長期で言うと、老後の準備資金、子供の教育資金、住宅の頭金などのライフイベントの時に、必要は金額はどの位かを考える。そして、それは、期間がどのくらいかを考え、その上で、投資に回せる余剰資金がどのくらいで、毎月の積立金額がどのくらいかを考える。

下記のサイトで、目標金額に必要な利回りでポートフォリオを組むシミュレーションツールを利用する事が可能です。
株式投信情報サイト モーニングスター | 目標金額に必要な利回りでポートフォリオを組む [ STEP1 基本条件の入力 ]
積立かんたんシミュレーション | 投信積立 | 投資信託 | 楽天証券

2.資産配分
運用利回りが決まり、毎年利回りを安定して上げていく為には、資産を配分して、分散投資をする事が大事で、下記の様な資産配分を組み立てる事が重要です。

●運用利回りの目標が3%までの人は、債券の率を高める。
日本株式10%、先進国株式10%、新興国株式10%、先進国債券50%、新興国債券20%。

●運用利回りの目標が3%から5%までの人は、株の比率を高める。
日本株式10%、先進国株式30%、新興国株式10%、先進国債券30%、新興国債券20%。

●運用利回りの目標が5%以上の人は、株の比率を更に高める。
日本株式10%、先進国株式40%、新興国株式20%、先進国債券20%、新興国債券10%。

3.パフォーマンス及びコスト
資産配分が決まったら、その後日本株や外国株式のどうゆう商品に投資をすべきかを決める。

日本株で言うと、過去の実績がどれだけ良かったのか、しかし、過去の実績はあくまで過去の事なので、将来までは保証できない。

しかし、一番保証できるのは、コストで、投資する商品の手数料は、投資する時点で分かっているので、そこが0.5%なのか1.0%なのかで大きく変わってくるので、例えば、運用利回りが3.5%の投資信託を、100万円を30年間で、運用した場合に、信託報酬が0.5%の場合は、30年後には、242.7万円となりますが、信託報酬が1.5%の場合は、30年後には、181.1万円と60万円も差がついてしまいます。その為、コストを考えて投資することが重要です。

日経モーニングプラス|BSテレ東

    



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