空売り比率49%以上の一定の法則性:マーケットアナリスト荒野 浩さんの意見

2019年8月13日の東京マーケットワイドで、マーケットアナリストの荒野 浩さんが、下記の内容について話されていました。

下記のデータを見ると、空売り比率が50%以上になった場合には、他にどの様な条件があったとしても、株価は大きく下がりますが、問題はその翌営業日で、空売り比率が50%以上になった翌営業日は、ほとんどのケースで、株価は上昇していて、上がっていないのは、翌営業日の空売り比率が48%以上となった場合のみです。

つまり、空売り比率が50%以上になった場合には、株価は大幅安となりますが、翌営業日の空売り比率が48%未満ならば、必ず株価は上昇しています。

これまでに空売り比率が49%以上となった日は、下記の13回です。

●2018年3月23日の空売り比率50.3%、騰落幅-974円、翌営業日の空売り比率45.1%、前日差-5.2%、騰落幅+148円
●2018年10月23日の空売り比率50.8%、騰落幅-604円、翌営業日の空売り比率44.9%、前日差-5.9%、騰落幅+80円
●2018年10月30日の空売り比率49.9%、騰落幅+307円、翌営業日の空売り比率44.9%、前日差-5.0%、騰落幅+463円

●2019年3月8日の空売り比率50.2%、騰落幅-430円、翌営業日の空売り比率45.6%、前日差-4.6%、騰落幅+99円
●2019年5月10日の空売り比率49.1%、騰落幅-57円、翌営業日の空売り比率48.7%、前日差-0.4%、騰落幅-153円
●2019年6月28日の空売り比率49.2%、騰落幅-62円、翌営業日の空売り比率41.8%、前日差-7.4%、騰落幅+454円
●2019年7月8日の空売り比率49.7%、騰落幅-212円、翌営業日の空売り比率46.7%、前日差-3.0%、騰落幅+30円
●2019年7月10日の空売り比率49.4%、騰落幅-31円、翌営業日の空売り比率41.3%、前日差-8.1%、騰落幅+110円
●2019年7月18日の空売り比率51.1%、騰落幅-422円、翌営業日の空売り比率42.7%、前日差-8.4%、騰落幅+420円
●2019年7月22日の空売り比率49.4%、騰落幅-50円、翌営業日の空売り比率44.1%、前日差-5.3%、騰落幅+204円

●2019年8月2日の空売り比率50.2%、騰落幅-453円、翌営業日の空売り比率51.1%、前日差+1.2%、騰落幅-366円
●2019年8月5日の空売り比率51.4%、騰落幅-366円、翌営業日の空売り比率48.7%、前日差-2.7%、騰落幅-134円
●2019年8月7日の空売り比率49.9%、騰落幅-68円、翌営業日の空売り比率46.8%、前日差-3.1%、騰落幅+76円

今後は、空売り比率が50%以上にならない限りは、それほど驚く様な株価の下落とはならない様で、年初から8月12日までの空売り比率の平均は、44.8%なので、45%と言う空売り比率が、マーケットに組み込まれていて、この空売り比率は、45%から前後5%位で動いているので、売り方も売り崩すのは大変との事です。

■空売り比率の法則
上記の内容をまとめると、空売り比率の法則は、下記の様になります。

●空売り比率が50%以上では株価は大幅安
●翌営業日の空売り比率が、48%以上と高いと株価は続落
●空売り比率が49%台の時は、翌営業日は、すべてプラスとなる
●翌営業日の空売り比率が、5%以上下がると、株価の上昇幅は大きくなる

このデータは、しばらく使えるデータの様で、これまで空売り比率の平均は、徐々に切り上がってきていますが、マーケットは、PBR1倍を意識している様で、空売り比率50%以上をキープするのは、難しいとの事で、現状では、売り方も売り叩けてない様です。

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