相場師朗の株塾:移動平均線の順番の変更に注目

2017年8月22日の相場師朗の株塾で、相場師朗さんが、下記の内容について話されてました。

●上げ相場下げ相場での移動平均線の順番
株価が一生懸命に上げている時は、移動平均線が一番下から、100日移動平均線、60日移動平均線、20日移動平均線、5日移動平均線の順番になりますが、逆に、一生懸命に下げている時は、一番上から、100日移動平均線、60日移動平均線、20日移動平均線、5日移動平均線の順番になります。

●下落局面の始まり
下落局面の始まりる時は、5日移動平均線が下落し始めますが、5日移動平均線は、数日下げたけで、下を向くので、たとえ、5日移動平均線が下を向いたとしても、20日移動平均線、60日移動平均線、100日移動平均線は、上を向いたままの状態です。そして、100日移動平均線は、過去100日の平均なので、過去100日の平均が動くためには、相当時間がかかります。

その後、5日移動平均線が、2回目に下げると、20日移動平均線は、少し下がりますが、60日移動平均線、100日移動平均線は、まだ、上を向いたままの状態です。

そして、再度、5日移動平均線が、下がってくると、20日移動平均線も下げ基調になり、その時に、60日移動平均線が横ばいになり、もう少し下げると、60日移動平均線も下がってきます。

つまり、下から、100日移動平均線、60日移動平均線、20日移動平均線、5日移動平均線の順番にある時に、60日移動平均線が横ばいになって、下げるまでには、2ヶ月から3ヶ月位かかります。そして、更に下がっていくと、100日移動平均線が横ばいになり、その後、一度、5日移動平均線、20日移動平均線、60日移動平均線、などが持ち直して上げる事が起きる場合もありますが、その上げが弱く再度下落すると、100日移動平均線の下落が始まります。この状態になるには、3ヶ月から5ヶ月位かかります。

●トレンド変換
その為、完璧に株価が上がっている状態から、完璧に下がっている状態まで、一時的には別として、かなりの時間がかかりますが、それを逆手に捉えて、全ての移動平均線が上を向いている状態は、買いを入れていれば、基本的に安心な状態で、逆に、全ての移動平均線が下を向いている状態も、売りを入れていれば、基本的に安心ですが、最初に、5日移動平均線が動くときには、騙しの可能性もあり、その後逆に動いて、再度戻って来る動きをする事もあります。

上昇局面の終わりは、20日移動平均線と、5日移動平均線が入れ替わり、長い下降トレンドの終わりは、一番下にあった5日移動平均線が、20日移動平均線を超えるところから始まって、上下を繰り返しながら、位置が逆になっていくので、トレーダーが目を付けるべきところは、移動平均線の順番が変更になった時だそうです。

20日移動平均線と、5日移動平均線の入れ替わりだけだと、もしかしたら、騙しの可能性もありますが、移動平均線が、一番上から60日移動平均線、20日移動平均線、5日移動平均線の順番になってくると、下降トレンドに入った事になるそうです。

移動平均線の順番の変更が起きそうなところを、つまり、このまま行けば、移動平均線の順番が変更になると思われる場所を見定めて、移動平均線の順番の変更が起きたら、バルタン星人、もの別れ、くちばしなどの法則を使って売買をすると、結構勝率が上がるそうです。

●バルタン星人(トライ届かず)の法則
前の高値と同じ高さ、又は、前の高値に届かなければ、下落の可能性が高くなるので、売りを入れる。ウルトラマンに出てきた、バルタン星人の耳がうさぎの様に同じ高さになっている事を言い表しています。

●くちばしの法則
5日移動平均線が、20日移動平均線を、下から上抜いて行く時に、その交差する2本の移動平均線が、鳥のくちばしの様な形になる事で、この様な形になった時には、買いを入れる。そして、5日移動平均線が、20日移動平均線を、上から下に抜いて行く時は、売りを入れる。

●もの別れの法則
ロウソク足が移動平均線に、上から、近づいていって、当たらずに上昇するか又は、当たって上昇したら、買いを入れる。

●ギャクニチダイの法則(日大の頭文字のNの逆の形の様です。尚、もの別れの法則とも呼びます。)
一度下落したロウソク足が移動平均線に、下から近づいていって、当たって下落したら、売りを入れる。 

株は技術だ! 倍々で勝ち続ける究極のチャート授業 (相場師朗)

    



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