海外投資家の売買は、方向性が定まっていない!! :マーケットアナリスト荒野 浩さんの意見

2018年7月24日の東京マーケットワイドで、マーケットアナリストの荒野 浩さんが、下記の内容について話されていました。

株価が連続して上昇する確証が持てない理由があるそうで、日経平均株価は、5月21日に終値で、2万3,000円の高値を付けましたが、5月21日以降の海外投資家の売買動向の現物と先物の合計の差額を見てみると、下記の様に、2週売り越して、2週買い越して、3週売り越して、1週買い越しているので、方向性が定まっていない様です。

●5月21日から6月1日の2週間は、売り越しで、売買差額は、-6,998億円で、騰落幅は、-759円
●6月4日から6月15日の2週間は、買い越しで、売買差額は、+7,598億円で、騰落幅は、+680円
●6月18日から7月6日の3週間は、売り越しで、売買差額は、-18,304億円で、騰落幅は、-1,063円
●7月10日から7月13日の1週間は、買い越しで、売買差額は、+2,816億円で、騰落幅は、+809円

つまり、海外投資家の日本株に対する考えが、安定してない様で、4週間から5週間連続して買う理由も無いし、逆に連続して売り越す理由も無い様です。

そして、貿易摩擦が解決しないと、4月から6月で、上方修正する能天気な経営者はいないそうなので、決算発表にも、あまり期待ができない様です。

今、日本株がボックス相場になってしまった理由は、トランプ大統領の予見不能な行動に振り回されているので、政治で落ち着きが出たり、ドル円が115円を越える円安にならないと、株価は上昇しないそうです。

尚、下記の日本証券取引所の7月17日~7月20日の外国人投資家の投資部門別取引状況を見てみると、先週は、買い越した様です。
投資部門別取引状況 先物 | 日本取引所グループ
投資部門別売買状況 現物 | 日本取引所グループ

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