日本は、デフレによる円高になっている マーケット・アナライズplus+

2016年2月27日のマーケット・アナライズplus+で、金融ストラテジストの岡崎良介さんが、下記の内容について話されてました。

過去のドル安円高局面の期間と騰落率は、下記の通りです。
1.円安のピーク1971年1月で、円高のピークが、1973年3月で、期間は2年2カ月で、騰落率-27%
2.円安のピーク1975年12月で、円高のピークが、1978年10月で、期間は2年10カ月で、騰落率-40%
3.円安のピーク1980年4月で、円高のピークが、1981年1月で、期間は9カ月で、騰落率-19%
4.円安のピーク1982年10月で、円高のピークが、1984年4月で、期間は1年6カ月で、騰落率-17%
5.円安のピーク1985年2月で、円高のピークが、1988年11月で、期間は3年9カ月で、騰落率-53%
6.円安のピーク1990年4月で、円高のピークが、1995年4月で、期間は5年で、騰落率-47%
7.円安のピーク1998年8月で、円高のピークが、1999年12月で、期間は1年4カ月で、騰落率-29%
8.円安のピーク2002年2月で、円高のピークが、2005年1月で、期間は2年11カ月で、騰落率-23%
9.円安のピーク2007年6月で、円高のピークが、2011年10月で、期間は4年4カ月で、騰落率-39%
10.円安のピーク2015年6月で、円高のピークが、?

消費税引き上げは、1989年(0から3%)で、翌年の1990年4月から円高が始まっている、1997年(3から5%)で翌年の1998年8月から円高が始まっている、2014年(5から8%)で翌年の2015年6月から円高が始まっている。
日本の消費者物価指数から見ると、消費税を引き上げた後で、デフレになっている。そして、デフレの時代になると円高になる。

通貨の価値を考えてみると、
デフレは、現金の価値の増加、財・資産価格の低下、負債価格の増加するので、財・資産を売却し、負債を返済し、現金を保有した方が得。
インフレは、現金の価値の低下、財・資産価格の増加、負債価格の低下するので、財・資産を購入し、負債を増加し、現金を減らした方が得。

そして、この資産と負債の通貨が自国通貨か他国通貨かで、為替の流れが決まる。日本がデフレで、アメリカがインフレの場合に、通貨がどちらに行ったら得かを考えると、海外の財・資産を売却し、国内の負債を返済し、円を現金で保有した方が得となるので、円が買われるので、デフレである円の通貨が強くなってくる。その為、デフレになるとお金が自国に帰ってくるのが、資金の出し手である、日本やヨーロッパで見られている現象だそうです。

つまり、デフレにより円高になり、円高により更なるデフレになると言う負のスパイラルに落ち込む。その為、ケースバイケースで、その国がお金をどこの国の通貨で借りているか、それと、その国がどの資産にお金を入れているか、そして、その国がデフレなのか、インフレなのかで、資金の流れが変わってくる。

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