投資分類別の月次運用成績 日経プラス10

2018年6月15日の「日経プラス10」で、ファイナンシャルプランナーの深野康彦さんが、下記の内容について話されていました。

確定拠出型年金加入者数は、企業型が約650万人、個人型(イデコ)約90万人も加入しているそうです。

アメリカは、今年2回目の利上げをしましたが、アメリカが利上げをすると、新興国からお金が逃げると言われていて、新興国債権は、年初から4ヶ月連続でマイナスとなっていて、新興国株式もマイナス幅が大きくなっている様です。

これに対して、先進国は、債権はマイナスになった時期が多く、これは、金利が引き上げられると、債券価格が値下がりとなるので、金利上昇は、債権にとっては向かい風となってしまうそうです。アメリカの金利上昇は、年内2回、来年3回と言われているので、債権には、これから更に向かい風が吹い来る様です。

債権に投資する最適な時期は、金利が今後下がる様な、金利上昇のピーク圏で、高い利息収入と、値上がり益を得る事ができるので、今回アメリカの利上げは、2020年にピークに向かうそうで、その予想通りに行ったとするならば、2020年に債権買うと、良い結果が得られる様です。

海外リートは、3ヶ月連続でプラスにはなっていますが、今までは利回り先行で買われていたので、アメリカの金利が上がってくると、相対的に海外リートの魅力は薄れてくるので、今後の利上げを考えると、今は買う良いタイミングとは言えないそうです。

■海外投資分類別の月次運用成績
●先進国株式
2017年12月:+2.16%、2018年1月:+0.84%、2月:-4.14%、3月:-3.31%、4月:+3.30%、5月:+0.85%
●新興国株式
2017年12月:+2.75%、2018年1月:+3.49%、2月:-3.47%、3月:-3.91%、4月:+0.27%、5月:-3.52%
●先進国債権(投資適格)
2017年12月:+0.99%、2018年1月:-1.65%、2月:-1.98%、3月:-0.16%、4月:+0.44%、5月:-0.88%
●先進国債権(非投資適格)
2017年12月:+0.55%、2018年1月:-1.09%、2月:-1.34%、3月:-1.03%、4月:+1.54%、5月:-1.33%
●新興国債権
2017年12月:+1.03%、2018年1月:-1.05%、2月:-1.89%、3月:-0.82%、4月:-0.25%、5月:-3.49%
●海外リート
2017年12月:+1.92%、2018年1月:-5.43%、2月:-5.31%、3月:+0.98%、4月:+1.63%、5月:+2.91%

■米国債の投資信託運用成績
●フィデリティ・米国投資適格債・F(資産成長):1年リターン-3.61%、5年リターン+2.75%
●三菱UFJ米国債券インカムオープン:1年リターン-3.07%、5年リターン+2.42%
●SMBCファンドラップ米国債:1年リターン-2.90%、5年リターン+2.54%

上記のアメリカの国債で運用する投資信託を見てみると、5年の長期で見ると、プラスの部分もありますが、ここ1年で見ると、金利の上昇の影響を受けてマイナスとなっていて、更に、昨年よりも円高になっているので、マイナス幅が大きいそうです。

■国内投資分類別の月次運用成績
●国内株式
2017年12月:+2.21%、2018年1月:+1.96%、2月:-3.59%、3月:-1.91%、4月:+2.31%、5月:-0.93%
●国内債権
2017年12月:+0.11%、2018年1月:-0.20%、2月:+0.33%、3月:+0.12%、4月:+0.12%、5月:+0.18%
●国内リート
2017年12月:-0.02%、2018年1月:+5.06%、2月:-1.88%、3月:-0.60%、4月:+2.44%、5月:+0.68%

国内の運用成績は、まちまちですが、国内債券は、日銀が購入しているので、対象外とした方が良いそうです。

日経プラス10 | BSテレ東

    



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