円高時の日経平均のPER(株価収益率):マーケットアナリスト荒野 浩さんの意見

2018年2月27日の東京マーケットワイドで、マーケットアナリストの荒野 浩さんが、下記の内容について話されていました。

1ドル110円を割り込むと、PER(株価収益率)は低下するそうで、PER14倍が限界の様です。

下記の2017年の8月から9月のデータを見ると、1ドル110円以上の場合は、PERが14倍を超えていますが、1ドル110円を下回ってくると、PERは、13倍台となり、もし、今回ドル円が108円位まで戻っても、PERが14倍を超える事は無い様です。

今の日経平均EPS(1,688円)でPER14倍で計算すると、2万3,500円が3月の戻りの限界と考えられているそうで、もし、ドル円が、110円を超えれば、前の日経平均株価の高値の24,120円を超えてくるとの事です。(尚、2018年3月7日の日経平均EPSは、1,694円なので、1,694X14で、日経平均株価は、23,716円位まで戻る計算となります。)

円高がPERの値を決めてしまうそうで、1ドル108円や109円までの戻りであれば、PER14倍を、大きく超える事は無いそうです。

■週次平均のドル円の値と、PER

●2017年8月7日から8月10日の週のドル円が110.29円で、PERが14.07倍
●2017年8月14日から8月18日の週のドル円が109.98円で、PERが13.87倍
●2017年8月21日から8月25日の週のドル円が109.32円で、PERが13.72倍
●2017年8月28日から9月1日の週のドル円が109.66円で、PERが13.83倍
●2017年9月4日から9月8日の週のドル円が108.88円で、PERが13.74倍
●2017年9月11日から9月15日の週のドル円が109.80円で、PERが13.98倍
●2017年9月19日から9月22日の週のドル円が110.90円で、PERが14.35倍

●2018年1月22日から1月26日の週のドル円が109.95円で、PERが15.66倍
●2018年1月29日から2月2日の週のドル円が109.14円で、PERが15.24倍
●2018年2月5日から2月9日の週のドル円が109.33円で、PERが13.69倍
●2018年2月13日から2月16日の週のドル円が106.88円で、PERが12.86倍
●2018年2月19日から2月23日の週のドル円が107.16円で、PERが13.04倍

尚、日経平均PERの状況は、下記のサイトで確認可能です。
日経平均PER PBR 日経平均株価適正水準

stockvoice動画一覧 – YouTube
TOKYO MX * 東京マーケットワイド

    



ブログランキングに参加中です。
にほんブログ村 株ブログへ にほんブログ村 株ブログ 株の基礎知識へ にほんブログ村 為替ブログへ にほんブログ村 為替ブログ FXの基礎知識へ 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)