2017年2月28日の日経モーニングプラスで、大和証券 チーフテクニカルアナリストの木野内 栄治さんが、下記の内容について話されてました。
3月の第一営業日を含む週の日経平均株価は、7年連続上昇しているそうで、上昇の背景には、外国人投資家の買いが入ってくる事が多いそうで、2010年から、2015年までは買い越しで、この時期は、アメリカで税還付があり、これが貯まってきて、外国への投資が進む時期だそうです。
アメリカ株は、上昇しているのに、日本株は、昨日まで4日続落していましたが、そろそろ外国人買いが日本株にも入っていくる可能性があるとの事です。
2016年に954億円の売り越しとなっているのは、2月29日以前に株価がかなり上昇したので、外国人投資家も利食い売りを入れた為、売り越しとなっていて、更に、シャープの問題もあり、株価の上値が重かったそうです。
今年も、2月は、金融法人は2週間連続で、日本株を売り越していて、おそらく、ヘッジ付き外債などに、マイナスがあるので、年度末に向けて、株の方で、益出しを行っているのではないかと考えられるそうです。この様な、年度末特有の動きは、2月の末から、3月頭までで終わって、3月末まではやらないので、株価の上値が軽くなる可能性もあり、株式相場にも春が近づいているとの事でした。
●3月の第一営業日を含む週の日経平均株価
2010年3月1日から3月5日は、242.93円の上昇
2011年2月28日から3月4日は、166.90円の上昇
2012年2月27日から3月2日は、129.65円の上昇
2013年2月25日から3月1日は、220.44円の上昇
2014年3月3日から3月7日は、433.00円の上昇
2015年3月2日から3月6日は、173.06円の上昇
2016年2月29日から3月4日は、826.37円の上昇
●3月の第一営業日を含む週の外国人投資家の株式売買動向
2010年3月1日から3月5日は、2325億円の買い
2011年2月28日から3月4日は、1457億円の買い
2012年2月27日から3月2日は、1428億円の買い
2013年2月25日から3月1日は、2957億円の買い
2014年3月3日から3月7日は、3637億円の買い
2015年3月2日から3月6日は、2100億円の買い
2016年2月29日から3月4日は、954億円の売り