2016年12月19日の「日経プラス10」で、大和証券 チーフテクニカルアナリストの木野内 栄治さんが、下記の内容について話されてました。
アメリカの市場のニューヨークダウは、2013年末及び2014年末の株価を見ると、年末に高値を付けて、年初に一ヶ月位下落する事があるそうです。
理由は、年末は、節税の為の損だしを、アメリカの投資家及び日本の投資家は行うが、損を出して、年間の利益を圧縮して、税金を安くする事を考えるが、年末に大きく株価が上がってしまうと、節税売り又は損出し売りができないので、売りが出なくなってしまうそうで、そうすると、年をまたいで、年初に売りを出すことが発生しやすい状況になるそうです。
2014年は、年初から2月3日まで株価は下落し、2015年は、年初から1月30日まで株価は下落しました。今年も、ニューヨークダウは高値圏なので、2014年及び2015年と同じ様な状況になる可能性が高いそうです。
トランプ政権の減税が今後行われる予定なので、今年、益出しをすると、高い税金を課せられる事になるので、年初に益出しをする思惑もあるかもしれないとの事で、この2つの理由から、年初は下落する可能性が高いが、2014年及び2015年の年初を見ると、一ヶ月位してから、税金の還付金も入る事もあり、株価は、回復している様で、下げても1ヶ月位ではないかと考えている様です。
尚、アメリカ株が値を崩せば、日本株にも影響があり、為替等も円高になる可能性もあり、今、上がっている株は、売られる可能性が高く、下落しているREIT(不動産投資信託)やジャスダックなどは、反発して、買われる可能性があるとの事です。