11月最終営業日を含む週に株価が上昇する理由 東京マーケットワイド

2017年11月17日の東京マーケットワイドで、大和証券 シニアテクニカルアナリストの佐藤光さんが、下記の内容について話されてました。 

2000年から2016年までで、11月最終営業日を含む週の日経平均株価は、16勝1敗と非常に勝率が高く、そして、大幅に上がっている年も多いそうで、今年は、11月27日から12月1日の週となりますが、過去のパターンから考えると、この週は、株価が上がりやすいそうです。

その理由は、アメリカは、感謝祭の休日から、ブラックフライデー、そして、サイバーマンデーと、クリスマス商戦に入ってくる事になるり、アメリカの感謝祭以降の動きと重なる事で、毎年クリスマス商戦が話題になります。

尚、アメリカのクリスマス商戦は、前倒しになってきているので、11月最終営業日には、「史上最高のタイミングで、クリスマス商戦がスタートを切った」と言う見出しが出やすいタイミングとなるので、株式市場にとってもポジティブな要因になると考えられるとの事です。、

そして、アメリカの株式市場が上昇する事で、日本の株式市場にも影響が出やすいそうです。

もう一つの要因は、11月最終営業日を含む週は、日本の3月期決算企業の中間配当が出て来るタイミングとも重なるそうで、TOPIX Core30銘柄(日本を代表する大型30銘柄)の中間配当支払い日の分布を見ると、12月1日に8社集中していて、この日本を代表する大型30銘柄のおよそ半分の企業が、11月最終営業日を含む週に中間配当を出します。

これにより、投資家の資金需給が良くなり、機関投資家、投資信託、年金、外国人投資家などは、受け取った配当を、現金として使うのではなく、再投資をしてくるそうです。そして、これらの投資家が得る配当金は、約2兆円位になると、考えられているそうで、この事が、株価を押し上げる要因になるそうです。

この事を考えると、11月24日までに、安くなった株を購入した方が良い可能性おあるとの事でした。

■2000年以降の11月最終営業日を含む週の日経平均株価の週間騰落幅は、下記の通りです。
●2000年12月1日(週末)までは、519.98円の上昇
●2001年11月30日(週末)までは、0.62円の上昇
●2002年11月29日(週末)までは、443.00円の上昇
●2003年11月28日(週末)までは、247.74円の上昇
●2004年12月3日(週末)までは、241.14円の上昇
●2005年12月2日(週末)までは、637.31円の上昇
●2006年12月1日(週末)までは、587.18円の上昇
●2007年11月30日(週末)までは、791.90円の上昇
●2008年11月28日(週末)までは、601.48円の上昇
●2009年12月4日(週末)までは、941.07円の上昇
●2010年12月3日(週末)までは、138.76円の上昇
●2011年12月2日(週末)までは、483.74円の上昇
●2012年11月30日(週末)までは、79.21円の上昇
●2013年11月29日(週末)までは、280.15円の上昇
●2014年11月28日(週末)までは、102.34円の上昇
●2015年12月4日(週末)までは、379.46円の下落
●2016年12月2日(週末)までは、44.86円の下落

残念ながら、佐藤光さんの動画は、下記の動画一覧では、見ることはできません。通常は、東京マーケットワイドの金曜日の14時位からライブで見ることができます。または、14時以降でも、時間を戻して再生する事も可能です。
尚、ライブで見る場合は、無料の会員登録が必要です。
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