2018年3月1日の日経モーニングプラスで、BSジャパン解説委員の豊嶋広さんが、下記の内容について話されていました。
最近マーケットで意識されているのが、金融機関の株の売りで、3月1日の日経新聞のコラムのスクランブルに出ていたのが、金融機関の持ち株比率の高い主な銘柄の下落率だそうです。
2月の月間の日経平均株価騰落率は、-4.5%でしたが、金融機関の持ち株比率の高い主な銘柄は、下落率が大きく、1割から2割下がった銘柄も多かった様です。
つまり、金融機関がたくさん持っている株が、2月は下落した様で、ワースト1の日本新薬は、今期最高益で、来期も増益基調と言う見方だそうなので、ここまで売られる理由が考えられないそうですが、売る人(金融機関)が売っていると言う見立てだそうです。
アメリカの長期金利が上がった事で、銀行などが保有しているアメリカの国債で損失が出ていると言われているので、利益が出ている株を売って、国債の損失を埋め合わせをしているのではないかと、指摘されている様で、この辺が、日本株の上値を抑えている要因ではないかとの事です。
■金融機関の持ち株比率の高い銘柄の2月の月間の株価騰落率
●4516 日新薬の金融機関の持ち株比率が42.3%で、2月の月間の株価騰落率が-19.8%
日本新薬(株)【4516】:株式/株価 – Yahoo!ファイナンス
●4005 住友化の金融機関の持ち株比率が32.3%で、2月の月間の株価騰落率が-16.4%
住友化学(株)【4005】:株式/株価 – Yahoo!ファイナンス
●6473 ジェイテクトの金融機関の持ち株比率が32.9%で、2月の月間の株価騰落率が-14.4%
(株)ジェイテクト【6473】:株式/株価 – Yahoo!ファイナンス
●9104 商船三井の金融機関の持ち株比率が30.2%で、2月の月間の株価騰落率が-13.8%
(株)商船三井【9104】:株式/株価 – Yahoo!ファイナンス
●7012 川崎重工業の金融機関の持ち株比率が30.7%で、2月の月間の株価騰落率が-12.9%
川崎重工業(株)【7012】:株式/株価 – Yahoo!ファイナンス
●6971 京セラの金融機関の持ち株比率が33.2%で、2月の月間の株価騰落率が-12.4%
京セラ(株)【6971】:株式/株価 – Yahoo!ファイナンス
●3401 帝人の金融機関の持ち株比率が33.5%で、2月の月間の株価騰落率が-12.2%
帝人(株)【3401】:株式/株価 – Yahoo!ファイナンス
●6326 クボタの金融機関の持ち株比率が37.2%で、2月の月間の株価騰落率が-12.2%
(株)クボタ【6326】:株式/株価 – Yahoo!ファイナンス
●6113 アマダHDの金融機関の持ち株比率が40.0%で、2月の月間の株価騰落率が-11.1%
(株)アマダホールディングス【6113】:株式/株価 – Yahoo!ファイナンス
●6506 安川電の金融機関の持ち株比率が38.9%で、2月の月間の株価騰落率が-10.9%
(株)安川電機【6506】:株式/株価 – Yahoo!ファイナンス
●6471 日本精工の金融機関の持ち株比率が35.8%で、2月の月間の株価騰落率が-10.4%
日本精工(株)【6471】:株式/株価 – Yahoo!ファイナンス
●4631 DICの金融機関の持ち株比率が36.6%で、2月の月間の株価騰落率が-10.1
DIC(株)【4631】:株式/株価 – Yahoo!ファイナンス