2016年12月20日の日経モーニングプラスで、日本経済新聞編集委員の鈴木亮さんが下記の内容について話されていました。
金庫株は、企業が自社株買いをやって、一旦手元に置いておき、それを償却すると、自社株買いが終了するが、その前段階として、とりあえず株を、企業が手元にキープしている状態が金庫株で、その為、金庫株が多い会社は、自社株買いをやって、それを償却する前の段階の株を沢山持っている企業ですが、この株を、もう一度市場に放出する場合と、償却してしまう場合があります。
ソフトバンクからトヨタ自動車までは、5,000億円位の自社株買いの枠を、設定したので、順調にその枠を使っているとの事で、今後、ソフトバンクは、この金庫株を、償却すると言われており、一度株を償却すると、マーケットに株が出てくる心配がなくなりますので、需給面での安心材料になるそうです。
手元資金が潤沢な会社は、自社株買いができ、更に、企業業績に比べて、株価が割安だと、経営者が判断した場合に、自社株買いを行い、ROE(株主資本利益率)を上げようと言う動きになるので、ポジティブな見方ができる経営者がいる会社だそうです。
1位 ソフトバンク 3,500億円
2位 NTT 2,674億円
3位 トヨタ自動車 2,147億円
4位 NTTドコモ 1,091億円
5位 西武HD 526億円
6位 新日鉄住金 442億円
7位 第一三共 383億円
8位 リクルートHD 299億円
9位 富士フィルムHD 264億円
10位 KDDI 261億円