連続で新安値数が500以上になると株価は底値:マーケットアナリスト荒野 浩さんの意見

2019年8月6日の東京マーケットワイドで、マーケットアナリストの荒野 浩さんが、下記の内容について話されていました。

8月5日の新安値数は、500(実際には518)を超えて、8月6日の寄り付きでも600(取引終了時点では692)を超えていた様で、新安値数が500以上が連続で続くと、日経平均株価は、安値に到達するとの事です。

新高値 新安値 日経平均比較チャート

2013年以降で、連続で新安値数が500以上になった日は、下記の通りですが、2013年及び2014年はなかったそうです。

2015年は、8月24日と25日の連続で、新安値数が500以上となりました。

●2015年8月24日:新高値数2、新安値数544、売買代金41,075億円
●2015年8月25日:新高値数2、新安値数852、売買代金49,240億円

2016年は、1月21日に1日だけ500以上となりましたが、その後、2月10日と2月12日にも、500以上となり、間の2月11日は、建国記念の日です。
そして、6月24日は、イギリスのEU離脱選挙のブレクジットの日です。

●2016年1月21日:新高値数0、新安値数746、売買代金30,846億円
●2016年2月10日:新高値数1、新安値数681、売買代金35,368億円
●2016年2月12日:新高値数0、新安値数1023、売買代金41,833億円
●2016年6月24日:新高値数14、新安値数716、売買代金33,383億円

2017年は、年間安値の時の4月6日に1日だけ500以上となり、一週間後の4月13日に再度500以上となった2回だけです。

●2017年4月6日:新高値数18、新安値数644、売買代金24,589億円
●2017年4月13日:新高値数24、新安値数633、売買代金22,590億円

2018年に新安値数が500以上になった日は、7月5日は、1回のみでしたが、10月は4営業日連続で、3日目に日経平均株価は安値となり、その後、12月11日は、1日で終わりましたが、12月18日以降は、5営業日連続で、25日には新安値数が1601まで上昇して、安値に達しました。

●2018年7月5日:新高値数2、新安値数551、売買代金22,564億円
●2018年10月25日:新高値数3、新安値数801、売買代金29,813億円
●2018年10月26日:新高値数4、新安値数804、売買代金31,857億円
●2018年10月29日:新高値数4、新安値数581、売買代金25,060億円
●2018年10月30日:新高値数6、新安値数547、売買代金40,406億円

●2018年12月11日:新高値数6、新安値数611、売買代金25,012億円
●2018年12月18日:新高値数1、新安値数723、売買代金25,098億円
●2018年12月19日:新高値数2、新安値数692、売買代金28,046億円
●2018年12月20日:新高値数1、新安値数1078、売買代金30,043億円
●2018年12月21日:新高値数0、新安値数1335、売買代金35,573億円
●2018年12月25日:新高値数0、新安値数1601、売買代金21,167億円

これらの事により、新安値数が500以上になる日が複数日続けば、日経平均株価は、その時の底値に達する様です。

2019年5月14日は、1日だけ新安値数が500以上になりましたが、日経平均株価は16日に安値となりました。

●2019年5月14日:新高値数35、新安値数678、売買代金28,526億円
●2019年8月5日:新高値数17、新安値数518、売買代金25,151億円
●2019年8月6日:新高値数14、新安値数692

空売り比率と、新高値数から見ると、8月5日の週に底値に達したと考えられるそうです。

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