2019年2月15日のNewsモーニングサテライトで、大和証券の石黒英之さんが、下記の内容について話されていました。
東証の空売り比率が40%を超えている状態というのが、14日までで47営業日連続ということで、過去最長記録を更新しているそうです。
(東証の空売り比率が40%を超えている状態というのが、2018年12月3日から2019年2月19日までで50営業日連続で、過去最長記録を更新)
つまり、それだけ空売りが、ものすごく積み上がった状態なので、買い戻しが下値を支えるとみられるとの事です。
日経平均は、2018年12月25日につけた安値1万9,155円から、「もう」2,000円も上がってきているので、「もう」買えないという投資家が多いですが、投資家は安値と現在の株価を比較して投資をためらってしまうことが多いが、こういう時こそ客観的に見ていくことが重要です。
PBRを基準に日経平均を3年間保有したときのパフォーマンスを見ると、現在のPBRは、1.1倍程度で、過去の事例では、この水準で買って3年程度保有した場合、ほとんどのケースで、プラスのリターンが確保できているという結果になっているそうです。
平均すると、現在の水準で買えば、40%程度のリターンが享受できると考えられる様です。
世界経済の減速懸念は広がっているが、すでにマクロ環境の改善を示す指標も出てきていて、世界の景況感をいち早く反映するとされる工作機械受注の外需を見ると、2ヵ月連続で減少幅を縮小する展開になっています。
この指標は、日経平均に先行して動く傾向が、非常に強いため、日本株の先高感を表している重要な景況感改善サインとして捉えられるとの事です。