日本は、石油の消費国なので、石油価格が下落しても日本株への影響はない様に思えますが、実際は違う様です。今年の8月の世界の株の下落は、中国ショックにより、原油の価格が下落しました。下記のサイトをみてもらうとわかりますが、中国が世界最大の石油の消費国(消費ー生産した場合)です。
世界の石油消費量 国別ランキング・推移 – Global Note
世界の原油(石油)生産量 国別ランキング・推移 – Global Note
その中国が、不景気で石油を使わなくなると、石油の在庫がだぶつきます。その為、石油の価格は、下落していますが、OPECの諸国は、石油の減産をしませんでした。なぜなら、供給量を増やして収入を維持しているからの様です。
それは、マーケットアナリストの中嶋 健吉さんの記事を見るとわかります。石油価格の下落により、6-9月期だけで310億ドル(約38兆円)の資金がSWF(政府系ファンド:ソブリン・ウェルス・ファンド)から流出したそうです。彼らが日本株にどれだけ投資しているかはわかりませんが、今回の石油価格の更なる下落で、ソブリン・ウェルス・ファンドから資金が流失しているか、もしくはそれを見込んで、売りが加速してるかもしれません。