2018年1月16日の相場師朗の株塾で、相場師朗さんが、下記の内容について話されていました。
株価が下がると思って、空売りを仕込んでいったら、どんどん株価が上昇してしまう場合があるので、空売り処分のタイミングは、株価が上げトレンドに入る前に切る事です。
空売りを入れると言う事は、理由があって、売りを入れるので、その自分が思っていた理由が消滅した時には、切る必要があるそうです。
●空売りを入れる理由1:ロウソク足が、5日移動平均線を陰線で割った時
ロウソク足が、5日移動平均線を陰線で割った時に、下げに転じたと思い、空売りを入れた場合に、2日下げて、その後、半分の法則(5日移動平均線をロウソク足が、陽線で半分以上、上げたら買いを入れる)で、ロウソク足が陽線となり、5日移動平均線を、超えてしまった時には、空売り処分のタイミングとなります。
その理由は、自分の判断基準は、5日移動平均線をロウソク足が、陰線で割ったので、空売りを入れたのに、その5日移動平均線を、ロウソク足が陽線で、超えてしまったので、空売りを持っているので、この動きが、20日移動平均線の下で行われているのであれば、最低でも買いヘッジを入れて、売りはそのままにして、その後、上にある20日移動平均線をロウソク足が、また陽線で超えて来る様な事があれば、空売りを入れている理由が消滅してしまった事になるので、空売りを切って、買いを足す必要があります。
売りを持っていた場合に、5日移動平均線をロウソク足が陽線で超えても、買いヘッジを持っていれば、損をする事は無いです。
そして逆に、買いを入れて、買いで入っているのだけど、5日移動平均線をロウソク足が、陰線で割った時でも、売りヘッジ入れておけば、なんとかなるとの事です。
つまり、応急措置が、ヘッジと言う事となり、応急措置の場合は、買いも、売りも持っている状態ですが、そして、その後もう一度株価が下げれば、買いヘッジを切って、売りを追加すれば良く、買ったのに下落してしまった場合には、5日移動平均線をロウソク足が陰線で割ったので、売りヘッジを入れて、更に下がって行ったとすれば、買いを切って、売りを追加します。
●空売りを入れる理由2:5日移動平均線が、20日移動平均線をロウソク足が陰線で割る
上昇局面では、5日移動平均線の上で株価が動いていますが、その後、下落局面し始めると、5日移動平均線が、20日移動平均線に当たったり、戻ったりします。そして、その局面で売りを仕込んで行くことになりますが、20日移動平均線をロウソク足が陰線で割った時に、そろそろ下げるのではないかと思い、空売りを入れた場合で、その後、株価が戻ってしまって、上げ始めた時は、空売り処分のタイミングとなります。
この様な方法で売買を行えば、株を買ったけれども、下がってしまった時には、長期下落局面の根っこで、売りに転換でき、株を売ったけれども、上がってしまった時には、長期上昇になる前に、買いに転換する事が可能となります。
つまり、株を売買する時には、理由があって、売買をする必要があり、その株を売買する理由を勉強する必要があります。