2018年5月22日の相場師朗の株塾で、相場師朗さんが、下記の内容について話されていました。
5日移動平均線、20日移動平均線、60日移動平均線とも方向が揃って上向きの場合は、株価が一生懸命上がっている状況で、逆に、5日移動平均線、20日移動平均線、60日移動平均線とも方向が揃って下向きの場合は、一生懸命下がっている状況となります。
株価が一生懸命上がっている時に、最初に崩れるのが、5日移動平均線で、5日移動平均線が、20日移動平均線に当たって、また戻りますが、その後は、5日移動平均線が、20日移動平均線を割ってきます。
それまでは、5日移動平均線、20日移動平均線、60日移動平均線とも、距離を保って上がっていたのが、徐々にそれぞれの移動平均線が近くなってくると、その後は、60日移動平均線は、上を見ていて、20日移動平均線は、横ばいで、5日移動平均線は、下を向いている状況になります。
60日移動平均線は、上を見ていると言う事は、中長期では株価は上がりそうな状況で、中期線の20日移動平均線は、横ばいとなっているので、上に行ったり、下に行ったりします。
そして、5日移動平均線は、下を向いているので、株価が下がったからと言って、空売りを入れると、中長期の60日移動平均線は、株価を上げる予定になっているので、株価が上がってしまう事もあります。
逆に、一度株価が上昇しても、短期の5日移動平均線は、下を向いているので、また、下がる可能性も、上がる可能性もあり、つまり、今後どうなるか分からない状況なので、移動平均線がバラバラの動きとなった場合は、利益が出すのが難しい局面なので、売買をしない方が良いそうです。
トレードの場合には、利益が出しやすい場面と、出しにくい場面があり、プロは、利益が出しにくい場面で、利益を出すのが、相場のプロではなく、利益が取りやすい局面を見分けて、取引をするのが相場のプロとの事です。
その為、利益を出し続けたいのであれば、移動平均線がバラバラの動きとなった場合は、売買をしない事が重要です。
逆半分の法則(5日移動平均線をロウソク足が、陰線で半分以上、下げたら売りを入れる)や、半分の法則(5日移動平均線をロウソク足が、陽線で半分以上、上げたら買いを入れる)の状況になると、売買をしたくなりますが、逆半分の法則や、半分の法則になったからと言って、売買をすると、移動平均線がバラバラの場合は、逆に動いてしまう事も多いそうです。
移動平均線がバラバラになった後で、最初に上昇するのが、5日移動平均線で、その次が、20日移動平均線が上昇しますが、そうなると、結果的に、60日移動平均線が一番下になります。この初期の段階で、買いを入れると、比較的利益が得られる可能性があるそうです。
移動平均線がバラバラの動きになった後は、それぞれの移動平均線の間が広がってきて、上昇又は下落した後、また、バラバラの動きに戻るので、その移動平均線の動きを観察する必要があるそうです。