2017年10月31日の相場師朗の株塾で、相場師朗さんが、下記の内容について話されてました。
株の売買で、上手くいかない場合は、行動が早い場合があるそうで、全く的外れのエントリーの場合を除くと、相場師朗さんの取引方法を使って、上手く売買したつもりが、上手くいかない場合は、エントリーが早い場合が多い様です。
●売りのタイミングが早いケース
パンパカパン(大幅な上昇局面:全ての移動平均線が上昇局面)になっている時に、陰線が出たので、今まで儲かった買いを切って、売りを入れても、5日移動平均線、20日移動平均線、60日移動平均線が上がっている状況なのだから、少し株価が下がっても、直ぐに戻ってしまう事が多いので、今の日経平均株価の例では、5日移動平均線が上昇している状況で、ロウソク足の陽線が何個か出て、例え、陰線が出て下落すると思っても、その後、陽線が出て戻ってしまうそうです。
つまり、これだけ、上昇しているから、そろそろ下落すると考えてしまうと、良くないそうです。
●パンパカパン(大幅な上昇局面:全ての移動平均線が上昇局面)になっている場合の売買
パンパカパンになっている場合は、売りについては神経質になる必要があるそうで、もし、陰線が出て、売りを入れたとしても、株価がちょっと下がって、陽線で戻ったら、買いを入れて、その後は上げで利益を取っていきます。
そして、また、少し下がり、また戻ったら、買いを入れる事を繰り返すと、今の、日経平均株価の上昇局面を全て利益に変えられているわけで、パンパカパン(大幅な上昇局面:全ての移動平均線が上昇局面)の時は、売りが早いと損失が出てしまう可能性が高いそうです。
5日移動平均線、20日移動平均線、60日移動平均線が上げている中で、逆半分の法則(5日移動平均線をロウソク足が、陰線で半分以上、下げたら売りを入れる)で、5日移動平均線を割り込んだ時に、売りを入れても、始めての下落なので、もしかしたら、1日から3日位で、戻ってしまう事を考えて、売りを入れて、戻ったら、売りを切って買いを入れると、しばらく上昇していくそうです。
●パンパカパン後の株価の動き
5日移動平均線を、逆半分の法則(5日移動平均線をロウソク足が、陰線で半分以上、下げたら売りを入れる)で割り込んで、20日移動平均線近辺まで下落して、また、戻ります。それ以降も、20日移動平均線まで、下落する事を何度か繰り返しながら、何回目で本当に下げるかは、わからないそうですが、徐々に弱って下落して行くそうです。
ただ、一度、5日移動平均線に当たって、その後大きく下がってしまう事もあるので、注意深くチャートを見る必要があるそうです。
●パンパカパンよりも売りを入れて良いタイミングは、横ばい
上昇局面の後で、5日移動平均線、20日移動平均線が横ばいになってくると、パンパカパン(大幅な上昇局面:全ての移動平均線が上昇局面)の状況よりは、売りを入れるタイミングとしては良いかもしれないとの事です。
●逆パンパカパン(大幅な下落局面:全ての移動平均線が下落局面)
逆パンパカパン(大幅な下落局面:全ての移動平均線が下落局面)になっている場合に、こんなに下がったのだから、そろそろ上がるだろうと思い、買いを入れると、また、下がってしまう事が多いそうです。そして、その後、もう上がるだろうと思い、買いを入れると、また下がってしまう事が多いそうで、この様な考えで買いを入れてしまう事は、買いのタイミングが早いそうです。
チャート観察を繰り返して、いつもの株価の動きを覚える事で、頭の中に回路を作っておくと、タイミングが理解できる様です。