2018年7月31日の相場師朗の株塾で、相場師朗さんが、下記の内容について話されていました。
株の売買で、1回の利益目標は、決められないそうで、1回の売買で、利益目標を決めるとなると、その利益が出るまでは、手仕舞わない事になってしまいますが、株価は、自分が決めた利益目標まで上げてくれるとは限らないので、1回の利益目標を決めるのはナンセンスです。
例えば、半分の法則(5日移動平均線をロウソク足が、陽線で半分以上、上げたら買いを入れる)で買いを入れて、株価は上昇してきたけれども、3日移動平均線が、少し曲がってしまった時は、一度利益確定します。
または、パンパカパン(大幅な上昇局面:全ての移動平均線が上昇局面で、ロウソク足が一番上にあり、移動平均線の順番が、上から5日移動平均線、20日移動平均線、60日移動平均線、100日移動平均線、300日移動平均線になった場合)なので、3日移動平均線が、少し曲がっても、1日待って、再度、3日移動平均線や、5日移動平均線が、10日移動平均線に触ったとしたならば、例え目標に達しなくても、切らなくては、利益が減ってしまいます。
この様に、一回の売買で、利益目標を立てるのではなく、株価の流れに合わせて、売買を行うのが良い方法だそうです。
また、10バーガー(10倍になる株)や、30%以上上げる銘柄を探そうと考えるべきではなく、狙うのは、売買が多い銘柄を買うべきだそうで、10バーガー(10倍になる株)を狙って、安定した動きをする銘柄は無いそうです。
売買が多い銘柄の良い点は、多くの人が取引に参入しているので、誰かが、自分の意志で株価を操作する事ができないからで、または、操作する意図がなく急に売ったり、買ったりしたとしても、きちんとした株価がうねりになるので、利益を出しやすいそうです。
もし、10バーガー(10倍になる株)になる銘柄があるとすれば、1日の出来高が、5万株位しかない銘柄を、誰かが推奨して、ネットで騒いで、価格を釣り上げて行く様な銘柄となりますが、この様な銘柄を買ってしまうと、人為的に株価を吊り上げているので、一般の方が買いを入れたら、あっという間に下げて、損失を抱える事になってしまいます。
つまり、1回の売買での利益は、1.5%から3%位で、良い銘柄を見つけたとしても、7%から8%位なので、これらの銘柄で出した利益を積み上げて行くと、年を通して見ると投資額が倍位となるので、投資額が、年間2倍位になる様な、目標を立てた方が良いとの事です。