2017年8月1日の相場師朗の株塾で、相場師朗さんが、下記の内容について話されてました。
長いスパンでの前の高値、前の安値の把握は、月足を使う上で非常に有効で、江戸時代の相場師の人達も、月足をこの様に使っていた様です。
例えば、月足で、1年半前の安値まで下げてきて、そして、株価が動かなくなって、月足が3本も、4本も横ばいになってきた時は、月足4本は、週足16本で、日足だと、80本分下げずに動かなくなっているので、これ以上下がらない事がわかります。
つまり、そろそろ株価が底値になったという事を、見分ける為に、月足を使った方が良いそうです。
月足が1本できると言うことは、20日間の売り買いが重ねられ、それが、4本横ばいになったと言うことは、80日間の売る人と、買う人のせめぎあいがあった結果として、これ以上下がらないので、株価がこれ以下になる事は考えにくいと言う事だそうです。
もう一つは、月足は、非常に堅い考え方ができるので、週足でできたトレンドと、日足でできたトレンドとを比べると、月足でできたトレンドは、色々な人が関わって、このトレンドになっているので、非常に堅い事がわかります。
その為、月足で、半分の法則(5日移動平均線をロウソク足が、陽線で半分以上、上げたら買いを入れる)になった場合に、1ヶ月移動平均線が上昇して、半分の法則で、株を買った時に、月足だけ見ていると、次の月まで待つ事になってしまうので、週足、日足を見て、上げはじめていれば、順張りで、買いを入れてみると良いそうです。
その後、週足、日足が、逆半分の法則(5日移動平均線をロウソク足が、陰線で半分以上、下げたら売りを入れる)になってきたら、月足はまだ上昇しそう場合は、買いは切らずに、週足、日足の逆半分の法則で売りヘッジを入れて、1ヶ月終わって、月足が陽線になりそうであれば、ヘッジを切って、買いを足す作業をします。
つまり、日足と、週足の関係を、同じ様に、週足と、月足を見て、もう一つは、終値線と、5日移動平均線の関係も見て、徐々に段階を踏んで、短い移動平均線を見て行く方法だそうです。
月足で、もの別れの法則(ロウソク足が移動平均線に、上から、近づいていって、当たらずに戻る又は、当たって戻ったら、買いを入れる。)があれば、数ヶ月単位で、上がると言うことになります。つまり、大きな方向感をみて、月足で買いを入れて、日足、週足単位でヘッジを入れます。
一番堅いパターンは、日足、週足、月足が、ギャクニチダイの法則(日大の頭文字のNの逆の形の様です。:ロウソク足が移動平均線に、下から近づいていって、当たって下落したら、売りを入れる。)になれば、ほぼ間違いなく下げる事となります。
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