相場師朗の株塾:半分の法則や、逆半分の法則で損切りになってしまう理由

2018年4月10日の相場師朗の株塾で、相場師朗さんが、下記の内容について話されていました。

半分の法則(5日移動平均線をロウソク足が、陽線で半分以上、上げたら買いを入れる)で買っても、翌日に下落してしまい、逆半分の法則(5日移動平均線をロウソク足が、陰線で半分以上、下げたら売りを入れる)で売りを入れても、翌日株価が上昇して、損切りばかり発生してしまう場合には、できるだけ少ない銘柄に絞って、一度損切りしても、その銘柄のそれ以降の動きを見て、再度、売買を行った方が良いそうです。

株の売買をする場合には、単発的な動きが良くないそうで、半分の法則で買みたら、翌日陰線で下げてしまったので、傷口が浅いうちに、一回切ろうと思って、切ったとしても、その同じ銘柄をそれ以降も見て、例えば、前日の陰線はまだ、5日移動平均線の上で、翌日は、5日移動平均線の上で、陽線になった場合には、そこで買えば、3日から4日位は、株価が上昇する事が多いそうです。

ところが、通常は、他に良い銘柄がないかと考えて、違う銘柄に目が行ってしまう事も多いと思います。しかし、その様な場合でも、翌日同じ目柄を見ていたら、売買のチャンスだった可能性も多いそうです。

例えば、半分の法則になって、買いを入れて、翌日には、陰線が出たので、危ないと思い切って、その銘柄を翌日見たら、逆半分の法則になり、もう一日見たら、逆半分の法則の下で陰線が出た場合は、売りを入れれば良いのに、最初の目的が達成されなかったので、他の銘柄に移ってしまうと、移った他の銘柄も同じ状況になってしまい、ずっとこの様な形で売買を行っていると、損切りばかり発生してしまう事が起こるそうです。

その為、一つの銘柄を長く見ていく必要があるそうで、10銘柄から15銘柄の売買は、多すぎるので、見る銘柄を絞って、いつも同じ銘柄を、継続して見る様にして、自分の思惑と違って切った銘柄が、例えば、4日後には、きちんとしたサイン(上昇又は下落)を示した場合は、そこで、売買を行ったら上手く利益が得られる様です。

自分の思惑と反対の方向に、株価が動いてしまった時は、10日分位のロウソク足の動きを、チャートで見る必要があるそうです。

例えば、逆半分の法則で、下落すると思っても、移動平均線が、パンパカパン(大幅な上昇局面:全ての移動平均線が上昇局面で、ロウソク足が一番上にあり、移動平均線の順番が、上から5日移動平均線、20日移動平均線、60日移動平均線、100日移動平均線、300日移動平均線になった場合)になっている局面では、その後株価が、上がってしまう事が多いので、ロウソク足の半分の法則や、逆半分の法則だけで考えるのではなく、移動平均線の向き、順番なども考慮して、売買を行うと、成功率が上がるそうです。

そして、失敗してしまったら、必ず原因を追求する様にすると、次の売買に活かす事ができるとの事です。

    



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