2019年5月21日の東京マーケットワイドで、マーケットアナリストの荒野 浩さんが、下記の内容について話されていました。
これまでは、海外投資家の連続買い越しが止まると、日経平均株価は、失速していたそうで、海外投資家が、現物と先物を足して、4週以上連続買い越しした2018年から2019年の日経平均株価の上昇度合いは、下記の通りです。
●2018年4月2日から5月18日までの7週で、買い越し額は、2兆5,131億円で、買い越し直前の日経平均株価は、3月30日の21,454円で、その後の高値が、5月21日の23,002円で、上昇率は7.2%
●2018年9月10日から10月5日までの4週で、買い越し額は、2兆2,350億円で、買い越し直前の日経平均株価は、9月7日の22,307円で、その後の高値が、10月2日の24,270円で、上昇率は8.8%
●2019年4月1日から4月26日までの4週で、買い越し額は、1兆8,392億円で、買い越し直前の日経平均株価は、3月29日の21,205円で、その後の高値が、4月25日の22,307円で、上昇率は5.2%
2018年5月21日に23,002円を付けましたが、その後、この高値を抜いたのは9月14日で、これは、再び海外投資家が買い越しに転じたからの様で、その後、10月2日の24,270円まで上昇しました。
そして、足元では、4月中はずっと買い越しだったので、1兆8,392億円と、かなり大きな買い越しとなり、4月25日の22,307円まで上昇しましたが、次に海外投資家が買い越さないと、この22,300円は超えられないそうです。
海外投資家は、去年の10月に買い越しが終わって、今年の4月に再び買い越しを行ったので、その間の期間は6ヶ月あり、その前は、2018年5月18日から2018年9月10日に買い越しになるまで、約5ヶ月となっていたので、次に海外投資家が買い越しを行うのは、何か良い株価上昇の材料が出ない限りは、秋頃となってしまう可能性もある様です。
投資部門別売買状況(投資主体別売買動向) 日経平均比較チャート
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