桐谷広人さんの株式優待銘柄購入時期 日経モーニングプラス

2018年1月12日の日経モーニングプラスで、株式優待生活の桐谷広人さんが下記の内容について話されていました。

●株主優待の利点
配当は、持っている株数におおじて支払われるので、たくさんお金を持っている人には、たくさん配当を得る事になりますが、株主優待は、原則的に、少しの株数持っていても、たくさんの株数持っていても、株主には、同じ優待品が届く事が多いそうです。

その為、利回りを考えると、少額投資家に有利な制度と言えます。そして、優待を出す企業は、個人投資家を大事にしている企業とも言えるそうです。

●株主優待銘柄の探し方
桐谷さんは、どの企業が、どの様な優待を発表したかを、ノートにたくさん記載していましたが、この情報は、毎日、夕方に、下記の「適時開示情報検索サービス」を使って、見つけているそうです。

「適時開示情報検索サービス」のキーワード検索欄に「優待」と入力して、
検索すると、直近一ヶ月間で優待株が新設されたり、変更になったり、廃止されたりする情報が全て出てくるので、優待が新設されたり、拡充した銘柄で、利回りが良い株を買っているそうです。

適時開示情報検索サービス
適時開示情報閲覧サービス – 開示情報一覧

尚、証券会社のサイトや、雑誌などでも特集が組まれる事があります。それと、個人投資家のブログで、300人位の人達が、優待の日記を付けているそうで、その内容も参考にしているそうです。

インターネットで検索しても、桐谷さんの場合は、優待の情報だけを集めているので、それほど時間はかからないそうで、桐谷さん自身は、会社四季報も読めないし、業績も株を購入する判断基準にしていないそうで、ただ、優待だけを見て、買う銘柄を決めているそうです。

●株主優待銘柄を買うタイミング
優待が欲しくて、優待が出される時期に、株を購入すると、高値掴みしてしまう事になるので、麦わら帽子は、冬に買えと言う格言がある様に、優待の権利日(通常は、決算発表日)を過ぎると、優待の金額以上に、株価が下落する事が多いので、その下がったところを買うか、証券会社に口座を持っていると、年初来安値の一覧を見る事ができるので、時間があると、年初来安値銘柄の中で、優待を行っている利回りの良い株があると、買いを入れるそうです。

桐谷さんの友達は、業績を見て売買している人が多く、業績が悪いので、株価が下がるので、業績が悪いと、その企業の株は買えないそうですが、桐谷さんは、業績や、会社四季報が読めないので、安ければバーゲン価格になっていると思い、買を入れるそうで、それが結果的には、利益を出す結果となっているそうです。

年初来安値更新:株式ランキング – Yahoo!ファイナンス

●株主優待銘柄選びの基準
優待利回りと、配当利回りを合わせて、4%以上の銘柄を選んでいるそうで、リートを除くと、配当だけで4%を超えている銘柄は、30銘柄位しかないそうですが、優待利回りと、配当利回りを合わせると、4%を超えている銘柄は、200から300銘柄あるそうです。そして中には、優待だけで、20%を超えている銘柄もあるそうです。

桐谷さんの株購入方法は、株価が下がり、そお銘柄の利回りの合計が4%を超えると、買いを入れるとの事です。

優待を選ぶ場合には、利回りが良い銘柄である事と、自分が使いたい優待である事が前提となているとの事です。
優待は、使わないと紙切れになってしまうので、優待券専用のバックを持っていて、一番手前に、今月分をまとめており、その横に翌月以降に期限切れになる優待券を入れているそうです。
尚、マツモトキヨシや、JCBのギフトカード場合には、期限が無いそうです。

既に、優待利回りと、配当利回りを合わせると、4%を超えている銘柄は、ほとんど持っているそうで、優待を新設した時に4%を超える銘柄が多いので、新設される銘柄を狙っているそうです。

■優待投資を始める方におススメな銘柄

●去年優待を新設拡張したマルコ(株)は、株価は4万円位で、利回り10%位あるそうです。
マルコ(株)【9980】:株主優待 – Yahoo!ファイナンス

●日本ギア工業(株)は、去年優待を新設して、こちらも株価は4万円位で、クオカードの優待が年2回もらえて、利回り5%位ある様です。
日本ギア工業(株)【6356】:株主優待 – Yahoo!ファイナンス

●化粧品だと、(株)フォーシーズホールディングスは、無配当ですが、株価は5万円位で、利回りが20%位あるそうです。
(株)フォーシーズホールディングス【3726】:株主優待 – Yahoo!ファイナンス

●サンリオは、サンリオピューロランドに行く人にとっては、利回りは、10%以上になるそうです。
(株)サンリオ【8136】:株主優待 – Yahoo!ファイナンス

●桐谷さんの株に関する歴史
桐谷さんは、1984年に株の購入を始めて、1989年位には、バブルの大波で、約1億円の利益を出し、その後小泉郵政相場の波に乗ったこともあり、約3億円まで利益を伸ばしますが、その後、リーマンショックで、利益が急降下して、5千万円位まで減りましたが、現在は、また、3億円位まで戻っているそうです。
今、桐谷さんは、8百数十銘柄位の優待株を持っていて、総資産は、株以外も含めれば、3億円以上ある様です。

●株主優待を行っている企業
株主優待を実施している企業は、2017年には、1368社で、実施率は、36.7%となっていて、過去最高を更新しています。
インターネットの普及で、株主優待に関する情報を入手しやすくなった事や、企業側も個人投資家に、株を長期で持ってもらう事で、安定株主を増やしたいとの思惑もあるそうです。

●桐谷 広人さんの今後の投資戦略
今は、かなり現金を持っているそうで、株価が暴落したら、買おうと思って待っているそうです。34年間の株投資生活で、失敗したのは、株が高くなって、利食いを行って、現金で持っていると、もったいないと思って、直ぐに別の株を買ってしまっていたそうですが、そうすると、高い時に買ってしまう事となり、結局暴落に合って、マイナスになってしまう事が多かったそうです。

今は、株価が上がって、優待利回りと、配当利回りを合わせて、4%を超えている銘柄があまりないので、3%位に落として投資する可能性もあるそうで、今銘柄は、1400銘柄位持っているそうですが、今年も百数十社優待を新設してくれると思うので、新設された銘柄に投資を行っていく予定だそうです。

桐谷 広人さん関連の書籍

日経モーニングプラス|BSテレ東

    



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