2017年11月28日の「日経プラス10」で、楽天証券経済研究所 チーフ・ストラテジストの窪田 真之さんが、下記の内容について話されてました。
日経平均株価は、スピード調整をしていて、景気も企業業績も良いので、今が買い場だと思っているそうで、株は、景気が良い時は上がり、景気が悪い時は下がるので、景気の循環とある程度関係しているそうです。
そして、景気と株価は、完全に連動しているのではなく、株価の方が1年から半年先行して動いているそうです。
2000年3月に日経平均株価は、ピークアウトしていましたが、この時は、日本の景気も、世界の景気も良かったそうで、2000年10月に景気がピークを打って、その後、2001年に世界的なITバブル崩壊があったそうです。その為、この時は、景気がピークを打つ7ヶ月前に、
株価がピークを付けていました。
2007年6月に日経平均株価は、再度ピークアウトしていましたが、日本の景気は、2008年2月にピークを打って、その後、2008年9月にリーマンショックがあり、この時は、景気がピークを打つ8ヶ月前に、株価がピークを付けていました。
今後日経平均株価が、どこまで上がるかを考えると、世界景気がピークアウトする半年から1年前を考えたら良いので、今世界の景気が良いのは、資源安メリットが出ているからで、資源安は、2018年も続くと考えられますが、いつまでも景気が良いことはないので、2019年が、世界の景気が息切れする時期だと考えているとの事です。
日本では、2019年には、消費税の引き上げもあるので、その半年から1年前と言うと、2018年の半ばと考えられるので、そこまで株価が上昇すると考えると、今の調整局面は、買い場だとの事です。
来期の業績と、PERから考えると、2018年の半ばには、日経平均株価は、2万5,000円位と考えているそうで、日経平均株価が、3万円に行くには、景気が、もうワンサイクル必要の様です。