2017年9月26日のNewsモーニングサテライトで、野村グループニューヨークの前田秀人さんが、下記の内容について話されてました。
アメリカ株は、長期の上昇が続いて、そろそろ下がるのでは、と言う声もあるそうですが、過去に株価が大きく崩れる時は、投資家心理を示すVIX指数(恐怖指数)が、20以上で、2ヶ月以上推移する傾向があるそうです。
恐怖指数(VIX 日経VI VSTOXX) 日経平均比較チャート
VIX指数(恐怖指数)が、上がる局面の1点目は、アナリストによる決算予想が各社で大きく乖離している時で、つまり、決算の不透明感が高まっている時だそうです。直近の決算は、各アナリストの予想の乖離は、ここ20年で最も低い水準で、それが、VIX指数(恐怖指数)の低さを後押ししているそうです。
2点目は、実際の決算が予想を下回るネガティブサプライズの数が多い時で、現在の状況は、2012年から決算が予想を上回るポジティブサプライズが、上昇トレンドにあり、ネガティブサプライズの件数を大きく上回っている様です。
結論としては、企業のファンダメンタルズから見ると、VIX指数(恐怖指数)は、まだ上昇しそうな状況ではなく、大きな調整は、まだ先の様に思えるそうで、今後も決算を見る上で、アナリスト予想に変化が出てくるかを、注視する必要があるそうです。