2017年6月16日の「日経プラス10」で、大和証券 チーフテクニカルアナリストの木野内 栄治さんが、下記の内容について話されてました。
3月決算企業の株主総会が始まってきていますが、株主総会が終わると、配当が直ぐに支払われます。東証一部で時価総額上位30社のうち、6月に配当が支払われるのは、23社で、6月21日から6月30日までで沢山の配当が支払われるそうです。
時価総額上位30社の6月中の配当は、1兆3,600億円で、東証一部全体では、3兆円から4兆円の配当が支払われるそうで、株主総会は、6月29日が集中日で、6月30日には、東証全体では、1兆円位の配当が支払われるそうです。
ETF以外の株式ファンドを運用している人達は、この配当金を、現金として、遊ばせておくことはできないので、再投資されるそうです。
東証開所来の日別の日経平均上昇確率を見ると、6月の下旬は、配当が支払われるとともに、日経平均株価が上昇する可能性が高いそうで、6月30日の日経平均株価は、7割以上過去のデータでは上昇しているそうで、6月30日までの時合は良くなると考えられるそうです。
ETFの場合には、配当を受け取ると、ETFの株主に配当金の分配が、7月4日又は5日位までに行われるので、それまでは、過去の株価の上昇確率は、5割を超えているそうですが、それ以降は、株価は下落している事が多いそうです。
2017年6月23日の東京マーケットワイドで、大和証券 シニアテクニカルアナリストの佐藤光さんが、6月の最終営業日を含む週の日経平均前週比騰落幅は、下記の様です。
2011年6月27日から7月1日は、189.36円の上昇
2012年6月25日から6月29日は、208.43円の上昇
2013年6月24日から6月28日は、447.19円の上昇
2014年6月30日から7月4日は、342.13円の上昇
2015年6月29日から7月3日は、-166.36円の上昇
2016年6月27日から7月1日は、730.46円の上昇