2016年9月27日の東京マーケットワイドで、マーケットアナリストの荒野 浩さんが、下記の内容について話されてました。
日銀政策決定日後の日経平均株価現物の日中取引の変動幅は、3月以外は変動幅が非常に大きい、その為、日銀政策決定日にポジションを持っていたら、ロング(買い)であろうと、ショート(売り)であろうと、2から3分で300円位動くので、うまく切り抜けられない。そして、騰落幅がプラスになった時は、日銀が何か金融緩和を行った時で、その政策が有効であるかどうかは関係がない。
マイナス金利を開始した1月29日では、+476円で、7月29日にETFを6兆円に変更したので、+92円、そして、9月21日は、新しい枠組みの導入で、+315円となったが、これらの上昇は、1日で終わる。
●1月29日の日経平均の日中取引の変動幅は、872円、前日との騰落幅は、+476円で、ドル円(東京市場)の変動幅は、2.94円
●3月15日の日経平均の日中取引の変動幅は、237円、前日との騰落幅は、-116円で、ドル円(東京市場)の変動幅は、1.13円
●4月28日の日経平均の日中取引の変動幅は、920円、前日との騰落幅は、-624円で、ドル円(東京市場)の変動幅は、3.83円
●6月16日の日経平均の日中取引の変動幅は、517円、前日との騰落幅は、-485円で、ドル円(東京市場)の変動幅は、2.34円
●7月29日の日経平均の日中取引の変動幅は、505円、前日との騰落幅は、+ 92円で、ドル円(東京市場)の変動幅は、2.94円
●9月21日の日経平均の日中取引の変動幅は、424円、前日との騰落幅は、+315円で、ドル円(東京市場)の変動幅は、1.78円
まとめると、
1.日銀政策決定日当日は、予測不能で、株価は上下に大きく振れる。アメリカの雇用統計と、日銀の政策決定会合時には、あまり大きなポジションを持たない方が良い。
2.何らかの政策決定があれば、当日の株価はプラスに動く。
3.今年の日銀の政策決定会合後の市場の反応は、全て期待はずれで、円高株安になり、金融政策の限界と思われている。
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