2017年10月17日の「日経プラス10」で、日経ヴェリタス編集部兼経済部デスクの清水桂子さんが、下記の内容について話されてました。
10月17日の株式市場は、日経平均株価は、年初来高値を連日で更新して、21年ぶりの高値で取引を終えましたが、11日連続で上げたのは、2015年6月1日までの12日続伸依頼だそうです。
アメリカの景気拡大への期待を背景とした世界同時株高の流れで、日本株を買う動きが継続したそうです。
日経平均株価11連勝の背景には、ESG投資(環境や社会問題、企業統治への取り組みを基準に企業を評価する)があるそで、優良な企業は、成長が期待でき、結果的に株価も高くなるだろうという投資法です。
連騰の11日営業日で、日経平均株価は、4.8%上昇しましたが、ESGの指標で高い評価を得ているオムロンは、7.5%上昇し、ダイキン工業も5.6%上昇と、日経平均株価以上の上昇率だったそうです。
日本では、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が、将来的に投資額を3兆円にするとの事で、ESG投資の世界残高は、約2,600兆円と、運用資産の約3割に迫ります。
ESGの指標が高い企業を組み入れた、ESGファンドに入った銘柄は、日本でも株価が高くなっているそうです。
しかし、ESGには、決まった基準の数値があるわけではないので、ESG指数に、どの様な銘柄が、どの様に評価されているかは、わかりにくいそうで、神戸製鋼所の様に、公開情報から不祥事などを予測する事は難しいので、ESG銘柄だから安心だと言うわけではないそうです。
日経平均株価の過去最長の連騰記録は、1960年12月21日から1961年1月11日までの14連騰で、その次は、1988年2月10日から1988年2月27日までの13連騰だそうです。
尚、今日10月18日の日経平均株価は、上昇して、12連騰になりましたので、期待したいところです。